「勉強は続けているのに、点数が伸びない」
「同じ問題集を何周もしている」
「受験するたびに700点前後で止まる」
TOEIC学習では、このような“停滞”に悩む方は少なくありません。
実際、verdeにも、
「勉強はしているつもりなのに結果に繋がらない」
「何を変えればいいのか分からない」
という相談が多く寄せられます。
今回は、忙しい社会人として働きながら、
TOEIC700点前後で長く停滞していた、製薬会社勤務の受講生Sさんが
半年で855点までスコアアップした経緯を紹介します。

verde の Green です。
お立ち寄りいただきありがとうございます。
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現状:「勉強しているのに伸びない」
Sさんは、
・仕事が忙しい社会人
・TOEIC700点前後
・話すことも聞くことも全般的に自信がない
・TOEICは過去1年間受験し続けている
という状態で相談に来られました。
ただし、
勉強自体は止まっていたわけではありません。
問題は、
“やっているのに伸びない”
状態になっていたことでした。
状況分析:「問題集慣れ」と「文法の上滑り」
パートごとの正答率や、
これまでの勉強法を確認していくと、
特に読解と文法に課題が見えてきました。
文法:間違いを検証せず、感覚で周回していた
Sさんは、
問題を解いて、
丸付けをして、
また解き直す、
という学習を繰り返していました。
しかし、
「なぜ間違えたのか」
まで十分に掘り下げないまま、
3周目、4周目へ進んでしまっていたため、
実際には、
“間違った文法感覚”
そのものを強化している状態になっていました。
手は動いているため、
勉強している感覚はある。
しかし、
知識が定着するというより、
曖昧な感覚だけが積み重なっていたのです。
読解:「問題集には慣れているが、初見に弱い」
読解でも似た状況が見られました。
同じ問題集を繰り返すことで、
その問題集自体には慣れていく。
しかし、
新しい文章になると、
急に頭が真っ白になる。
つまり、
“英語そのもの”
より、
“問題集”
に慣れている状態でした。
一方で、
リスニングは比較的得意でした。
Sさんは、
ECCジュニアに通っていた経験もあり、
耳からの処理は比較的スムーズだったため、
結果的に、
「読解が全体スコアを引っ張っている」
構造になっていました。
方向性:「文法理解」と「速読」を強化する
そこでSさんには、
“ただ周回する”
のではなく、
「文法の実質的理解を深める」
「初見の英文を速読できるようになる」
方向へ少しずつ学習を切り替えてもらいました。
文法:苦手問題を深掘りする
文法では、
苦手問題のみを共有してもらい、
・なぜその選択肢が違うのか
・どの感覚がズレていたのか
を確認していきました。
また、
解説を読んで終わりではなく、
実際に短い構文を作り、
繰り返し確認しながら、
“使える感覚”
へ変えていきました。
その結果、
1か月ほどで、
文法の苦手分野はかなり整理され、
Part5は毎回ほぼ満点近く取れる状態へ変化していきました。
読解:初見英文へ慣れていく
読解では、
TOEIC問題演習だけに偏らず、
・ニュース記事
・雑誌記事
・幅広い英文
へ触れていく方向を提案しました。
ただし、
「大量に読まなければいけない」
という形ではありません。
むしろ、
・返り読みを減らす
・時間制限をつける
・1日1〜2段落でも継続する
という形で、
“英語を前から処理する感覚”(速読対策)
を少しずつ育てていきました。
Sさんは当初、
「仕事で忙しいのでどこまでできるか分かりませんが」
と言っていたのですが、
この多読をコツコツと継続されました。
成果:半年で855点へ
4か月でも760点へ
変化は徐々に現れました。
まず、
受講開始から4か月ほどで、
スコアは760点へ上昇。
さらに、
多読を継続し続けた結果、
6か月後には、
855点までスコアアップしました。
TOEIC停滞期で重要なのは、「周回」より「技術+処理の質」
TOEICで停滞している学習者は、
「もっと問題集を回そう」
と考えることが少なくありません。
もちろん、
反復自体は重要です。
しかし、
・なぜ間違えたのか
・どこで処理が止まったのか
・初見英文をどう処理しているのか
を見直さないまま周回すると、
停滞が長引く場合があります。
Sさんの場合も、
“勉強量不足”
というより、
“処理の方向性” (技術を磨き、処理の質を上げる)
を整理したことが、
大きな転機になりました。
「停滞」は、伸びる前段階であることも多い
TOEIC学習では、
一定期間、
スコアが動かなくなることがあります。
しかし、
そこで、
・自分の処理を見直す
・苦手を細かく整理する
・初見英文へ慣れていく
ことで、
再び伸び始めるケースは少なくありません。
Sさんも、
「ただ問題を回す」
状態から、
「理解しながら処理する」
方向へ切り替わったことで、
半年後には大きなスコアアップへ繋がっていきました。
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