4か月でVERSANT33から43点(CEFR A2からB1)を達成した方法【実例】|

「TOEICでは高得点なのに英会話になると自信がない。」
そのような悩みを抱えている方は少なくありません。
今回は、TOEIC900点を取得して外資系の船会社へ就職したものの、英会話に大きな不安を抱えていたAさんが、VERSANT33点から43点(CEFR B1)まで到達した実例をご紹介します。

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TOEIC900点でも会話に苦戦していたAさん
暗記した語彙でアウトプット出来るわけではない
相談してくださったのはAさんです。
TOEIC900点という高いスコアが評価され、外資系の船会社へ就職しました。
しかし、実際には英会話に苦手意識があり、旅行でも思うようにコミュニケーションが取れない状況でした。
これまで長年取り組んできたのは、主に読む・書くための学習です。
そこで今後は「聞く・話す」に重点を置き、VERSANT43点(CEFR B1)を目標として学習を進めることにしました。
VERSANT43点(CEFR B1)とはどのようなレベル?
VERSANT43点は、CEFRではB1に相当するとされるスコアです。
一般的には、
海外赴任や英語を使う業務で、基本的なコミュニケーションが取れるレベル
の一つの目安とされています。
もちろん業務内容によって求められる英語力は異なりますが、実務英会話のスタートラインとして設定されることも少なくありません。
VERSANT試験の構成
VERSANTでは、リスニングとスピーキングを中心に次のような能力が評価されます。
- 質問への回答(Part A)
短い質問に答え、主にリスニング力を測定します。 - 復唱(Part B)
聞こえた英文をそのまま繰り返し、リスニング力とスピーキング力を評価します。 - 会話に関する質問(Part C)
会話を聞き、内容について質問に答えます。 - パッセージに関する質問(Part D)
ストーリーを聞き、その内容について回答します。 - ストーリーリテリング(Part E)
聞いた内容を30秒程度で自分の言葉で要約します。 - 自由回答(Part F)
与えられたテーマについて自分の意見を話します。
学習開始時の課題
とにかく聞き取れないから返せない
開始当初のAさんのスコアは33点でした。
試験後に感想を聞くと、
「そもそも半分くらいしか理解できていないので、返答もまともにできませんでした。」
という状態でした。
VERSANTでは、聞き取った内容を素早く理解し、その場で英語として返す力が求められます。
リスニングで理解できなければ、その後のスピーキングにも大きく影響します。
学習の方向性
課題を整理した結果、次の4つを重点的に強化することにしました。
音声変化への対応
リンキングや音の脱落など、ネイティブ特有の音声変化に慣れていなかったため、重点的に対策しました。
長めの英語を全体把握する力
英語自体の難易度が高すぎると全体像を見失いやすいため、難しすぎないパッセージを使い、内容を大まかにつかむ練習を繰り返しました。
イディオムの整理
聞き取れない原因の一つとして、イディオムの理解が曖昧だったことが分かりました。
そこで英検2級・準1級レベルのイディオムを総復習しました。
Part E(ストーリーリテリング)の強化
Part Eは、
- リスニング
- 概要追い
- スピーキング
を同時に鍛えられるため、最も優先して取り組むことにしました。
実際に取り組んだ学習
音声変化の分析と習得
長めの英文(英語の耳を作る!中上級リスニング特訓)を使い、
どのような音声変化で聞き取りが止まるのかを一つずつ確認しました。
弱点を明確にした上で、重点的に聞き直しを行いました。
AIを活用した要約練習(パートE想定)

生成AIで短いパッセージを作成し、
AI音声で読み上げてもらいます(TTS Maker)。
初見で聞いた後、
自分の言葉で内容を要約する練習を毎日続けました。
Part E対策であると同時に、他のリスニング問題への対応力も高めることができました。
イディオムの定着(補強)
苦手なイディオムを洗い出してリスト化し(英検2級でる順パス単 熟語編など)、
毎日復習しました。
聞き取れなかった表現も、その都度追加して知識を積み重ねていきました。
英会話レッスンで模擬試験
全体の理解が進んできた段階で、英会話レッスンも開始しました。
VERSANTを意識した質問形式で模擬試験を繰り返し、
時間制限の中で答える練習を重ねました。
4か月後の成果
段階的に必要な対策を追加
- 1-2か月目は、音声変化、パートE演習、イディオムおさらい
- 2か月目以降、英会話レッスンを追加
の流れで学習を積み重ね、
3か月が経過する頃にはPart Eの演習にもかなり対応できるようになっていました。
試験前は、Part E以外の問題形式も追加し、より本番に近い形で練習を続けました。
そして学習開始から4か月後、再びVERSANTを受験。
結果は43点。
目標としていたCEFR B1レベルを達成することができたのです。
TOEIC高得点でもVERSANTは別の力が求められる
Aさんの実例から分かるように、TOEICで高得点を取っていても、VERSANTでは別の課題が見えてくることがあります。
特に重要だったのは、
- 音声変化への対応
- 英語を聞きながら全体像を把握する力
- 自分の言葉で要約・説明する力
の3つでした。
これらは知識だけでは身につきにくく、実際に「聞く」「話す」を繰り返すことで伸びていきます。
VERSANT43点(CEFR B1)は、英語で仕事や海外生活を始めるうえで一つの大きな目標になります。
試験対策だけでなく、実際に使える英語力を意識した学習を続けることで、そのレベルへ近づいていくことができます。
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