「夫の駐在に付き添う事になったけど英語は全然できない…。」
海外で生活を始めると、買い物、学校、病院、そしてママ友との会話など、英語が必要になる場面は多いですよね。
この記事では、英語が苦手な駐在妻の方でも、半年で日常会話ができるようになる学習ステップをわかりやすく解説します。
自分に合った「目的設定」から始めよう
まずは目的をブレインストーミング
英語の勉強を始める前に、まずはノートを開いて「自分がどんな場面で英語を使いたいか」を書き出しましょう。
ここでいきなり中学文法を一から始めたり単語帳の暗記を始めてしまうと、かえって遠回りになる可能性もありますので要注意です。
会話目的の例
- ママ友に気軽に話しかけてみたい
- 趣味の合う友人を見つけて仲良くなりたい
- ローカルのコミュニティ活動に参加したい
- 銀行や学校とのやり取りをできるだけスムーズに行いたい
どんな目的でも構いません。まずは「自分にとっての英語世界のイメージ」を明確にしましょう。
英語初心者が日常会話を目指すなら
ここでは、「中学英語も忘れてしまったけれど、日常会話くらいはできるようになりたい」という方のための学習法をご紹介します。
最初の3〜4か月は、耳慣らし、語彙、文の骨格の3軸を同時進行で進めることがポイントです。
【STEP1】耳を慣らすリスニングからスタート
「耳」作りは一番継続的な経験値が必要です(詰め込み学習などで効果が出にくい項目です)。
最初は意味が分からなくても、英語を音として浴びる時間を増やしましょう。
おすすめは初心者向けの音声教材「ケンドラ ランゲージスクール」など。
家事・散歩中など、毎日の生活に取り込みましょう。
手広く聞かず、決まった5分や10分などの同じ音声を1週間など継続して聞き、次の音声に移って行くと、無意識に英文のパターンを体得して行く事に繋がります(文が流れている間は意味を集中して聞きましょう)。
「ケンドラ」シリーズは中級、中上級、上級もあります。
【STEP2】基礎語彙1000語を覚える
会話の土台となるのは語彙力です。まずは中学〜高校初級レベルの1000語を覚えましょう。
定番教材「ターゲット1400」を使えば、必要な単語を効率よく学べます。
単語帳を眺めるだけでなく、場面を想像しながら例文を声に出して読むと記憶の定着率がぐっと上がります。
発音は大幅に間違って覚えてしまうと矯正に時間がかかるので、自信がない場合は Cambridge Dictionary などで確認しながら進めましょう。
【STEP3】文法の骨格を理解する
単語だけでも、コミュニケーションは成り立ちません。
まずは基幹的な文法を習得し、単語の羅列としてではなく、文単位での大枠を捉えられる様になりましょう。
大岩のいちばんはじめ英文法【超基礎文法編】などが総合書として人気です。
下記の基幹文法を優先的に理解しながら、その他の細かな文法項目を書籍や日々出会う文章などから吸収して行けると理想的です。
- 文型
- 品詞
- 副詞節
- 関係詞
- 分詞構文
- that節
- 時制と助動詞の基本
映像解説付きの教材「Try it」シリーズなどを使うと、視覚的にも理解しやすくなります。
4か月後からのステップアップ:使う英語へ
基礎が整ったら、次は「知っている英語」から「使える英語」へ。
ここから5〜10か月間は、実践を意識して以下のステップを同時進行で進めましょう。
【STEP4】リスニング強化とリテンション(内容保持)
英検2級レベルのリスニング問題などを使って、意味のある一塊のパッセージを理解できるようになる事をめざしましょう。
聞き取りにくかった箇所は、単語が分からなかったのか、構文が分からなかったのかなど分析しながら、集中的に繰り返し聞き込みましょう。構文が原因だったときは特に、フレーズや文単位でリスト化し、毎日場面を想像しながら音読し、次に出会ったときには聞き取れるようになる事を目指しましょう。
理解した内容を自分の言葉で言い換えたり、要約したりするのも良いトレーニングです。
【STEP5】言いたいけど言えないフレーズをAIで補強
「これを英語で言いたいのに出てこない!」という瞬間を逃さず、メモしておきましょう。
そのメモをChatGPTなどのAIに入力して、自然な英語表現をリスト化します。
できたフレーズ集を毎日音読・暗唱して、自分の言葉として使えるように練習します。
新しく学んだ単語や文法はノートやアプリにまとめ、毎日少しずつ見返しましょう。
忘れた頃に見直す「間隔復習法」を取り入れると、長期記憶に定着します。
【STEP6】語彙をさらに広げる
「ターゲット1400」の次は「ターゲット1900」の前半部分へ。
少し抽象的な表現や感情を表す単語が増え、表現の幅が広がります。
【STEP7】会話練習と実践の場を増やす
⑤で作ったフレーズ集をテーマごとに分け、オンライン英会話や現地での会話で実践してみましょう。
新しいフレーズに出会ったら、また⑥のリストに追加。
「学ぶ → 使う → 振り返る」を繰り返すことで、英語が自然に口から出てくるようになります。
半年後に変化が、1年後には自信がつく
学んだ内容を日常生活で少しずつでも利用する事を学習開始時から意識していれば、半年ほど経つと、少しずつ相手の言っていることが分かり、自分の言葉で返せるようになります。
1年後には、「英語で話すこと」が特別なことではなくなっているはずです。
勉強がただの知識の蓄えで終ってしまわないように、また一日でも早く実際のコミュニケーションが取れるべく、日々の勉強で学んだことを、生活の中で1日1回でも使ってみるように心がけましょう。
英語を通して、駐在生活をもっと豊かに
英語を学ぶことは、単なるスキルアップではなく、人生の楽しみを広げることにつながります。
ローカルの人と交流したり、海外の友人ができたりすることで、毎日の景色が少しずつ変わっていくはずです。
今日から、あなたのペースで英語を始めてみませんか?
その一歩が、きっと新しい世界への扉を開きます。
