AI(ChatGPT)を利用した、海外駐在 / 赴任のための英語対策|TOEIC500点台から半年で「使える英語」を身につける

海外駐在や赴任が決まり、「英語をなんとかしなければ」と焦っている方も多いのではないでしょうか。
TOEIC500点台というのは、基礎はあるものの、まだ実際の会話でスムーズに意思疎通を取るには物足りないレベルです。
ですが安心してください。
目的を明確にし、重点を絞って取り組めば、3〜6か月で「使える英語力」に到達することは十分可能です。
ここでは、駐在準備中の方に向けて、効率的な英語学習ロードマップをご紹介します。

verde の Green です。
お立ち寄りいただきありがとうございます。
【verde(ヴェルデ)】は、
「伸び悩む」「忙しい」社会人のために、
学習を“続けられる形”へ再設計する、個人運営の英語コーチングサービスです。
あなたの英語学習の悩みや目標、ぜひお聞かせください。
TOEIC500点レベルと駐在英語の違い
TOEIC500点レベルから駐在英語に向かおうとする場合、その2つの違いを整理しておく必要があります。
TOEIC(L&R)500点レベルとは
試験対策で取り組んできたことがそのまま現段階のスキルとなります
- 基礎語彙を見てわかる
- 基礎文法を見てわかる
- 基礎的な文章が読める
- 試験音声なら半分ぐらい文章が聞き取れる
などは持っているスキルとして挙げて差し支えないでしょう。
駐在英語とは
一方駐在は試験ではなく現場で反応できる力です。
- 速い速度の自然な英語が半分以上把握できる
- ビジネスや日常で「言えずじまい」がほぼ起きない
- ビジネスにおいて、立場や場面に応じた主張ができる
などが必要になります。
スキルの差の効率的な埋め方
リスニング:練習問題を卒業する
「現実の英語」にはあって、「試験のきれいな発音」にはないものは何でしょうか。
- 音声変化
- 弱音
- 緩急
- 語特有の語順
などがこれにあたります。
ここからは、リアルな音声でのリスニングトレーニングに切り替えましょう。
スピーキング:自分や自分の身の回りのことに振り切る
試験で良い点を取っているのに話せないケースは多いものです。
事実、意思疎通のためのトレーニングとTOEICL&R対策には重複する部分がほとんどありません。
大急ぎで会話力を磨く必要がある場合、最優先事項は、
「自分の世界の英語バージョンを作る」
ことです。
自分の業務・生活に即したアウトプット練習を目指すわけです。
まずは日本語でしっかり内容を整理することで、実のある会話のためのフレーズを蓄える事ができます。
『TOEIC900でも話せない人にならない勉強法|4か月で会話力を伸ばした実例』を読む
語彙・文法:重要な部分だけおさらいする
TOEIC500点レベルでは、例えば、
- 『ターゲット1400』→8割
- 『金フレ(見出し語1000)』→6割
などの暗記が完了している方が多いかもしれません。
駐在英語では最低この2冊の単語は使いたいときにスラスラ出てくるぐらいまでしっかり暗記できているのが理想的です。
文法に関しては、
- 述語がどれかわからない。
- 関係代名詞がある事に気が付けない。
- that節がある事に気が付けない。
- またはそれらを使いこなせない。
など、文法の中でも文の骨格を成す文法が根本的に理解できていないと「聞き」も「話し」も成り立ちません。
意思疎通が成り立つための最低限の文法を優先しておさらいできると良いでしょう。
具体ステップ
各技能、実際にどんなトレーニングをしていけば良いか整理していきます。
リスニングトレーニング
「弱音」「音声変化」「緩急」などを含む自然な練習音声に一日も早く触れましょう。
これらの習得を目的とした素材、(例:ケンドラ ランゲージスクール )などをディクテーションすることから始めるのはおすすめの方法の一つです。
少しレベルを上げられる場合、TEDのスピーチなど、リアルな英語のまとまった素材を利用し、
30秒などで細切れにして、できるだけ字幕なしで繰り返し聞いて、ディクテーションするなどは良いトレーニングになります。
アウトプットトレーニング
たとえば、以下のいずれかのテーマで600字ほどの日本語作文を作ってみましょう。
- 駐在先での初対面の挨拶・自己紹介
- 雑談で趣味や家族の話をする場面での話題
- 商談・プレゼンなどの一連のやり取りやプレゼンの台本
作文は対話形式でなくても、自分の立場や状況を踏まえた一方的な説明文でOKです。
この学習過程を、第二言語習得論で「内在化」と言います。
記事:「勉強しているのに話せない理由|「内在化」で変わった実例を紹介」を読む
AIでオリジナルフレーズリスト生成
日本語作文ができたら、それをChatGPTに自然な英訳にしてもらいましょう。
AIを使えば、実際のビジネス現場でも違和感のない自然な英文がすぐに手に入ります(英語のレベル感も指示できます)。
更にその英文の中から、重要なキーフレーズや表現をすべてAIで抽出します。
それを日本語訳付きでリスト化し、日→英で言えるまで毎日練習しましょう。
たとえば:
- 中長期的な成果を生み出す観点 a mid-to-long term results perspective
- 種まき planting the seeds / laying the ground work
- ビジョンを立てる sets the vision
このような汎用フレーズを300個など目指して、いくつかの作文を作っていきましょう。
この内在化に向けたフレーズの暗記練習は、第二言語習得論で「自動化」と呼ばれています。
記事:『「語学は努力量ではなかった」|台湾生活三か月で気づいた “内在化” “自動化” の正体』を読む
英会話レッスンで「即応力」を鍛える
フレーズのアウトプット練習や単語学習を続けながら、必ず実践の場を設けましょう。
オンライン英会話やAI英会話などで、例えばフレーズ拡充時挙げたテーマについて、
ロールプレイをしたり、自分の意見を分かりやすく述べるスピーチ練習などは力が付きます。
レッスンの中で新しく得た表現はすべてリストに加え、「日本語を見て即座に英語が出る」状態を目指します。
想定外の質問に反応したり、文章がまとまらないときの凌ぎ方を身に付けたりできる事も英会話レッスンの利点です。
相槌や、聞き手の注意を維持するための繋ぎのフレーズなども、出て来なければ日本語でメモし、
ChatGPTに自然なセリフを確認し身に付けて行くようにしましょう。
語彙・文法トレーニング
- 『ターゲット1400』
- 『金フレ(見出し語1000)』
の見出し語のうち、英語を見て日本語がスラスラ出てこない単語をすべてエクセルなどに拾い、
日々少しずつ暗記、早々に完了することを目指します。
いずれも一周で覚えようとせず「浅く広く繰り返す」事で定着を図ります。
繰り返している限り、意味が出て来なくても無意識下で認識力が高まっていますので粛々と繰り返すのがポイントです。
文法はどうすべきでしょうか。
文法には
- 前置詞や時制のように、間違ってもなんとか通じるものと、
- 品詞や関係詞のように、知らないと総崩れになるもの(この記事では基幹文法と呼んでいきます)
があります。
当然ながら後者の基幹文法が優先項目になります。
期間項目はおおむね下記8項目です。
- 品詞(名詞、動詞、形容詞、副詞などの役割): すべての文法の土台です。単語の役割を知らなければ、文型も理解できません。
- 文型(SVOなど、文の骨格): 英文の核となる「主語・動詞・目的語」といった骨組みを理解します。
- 副詞節: カンマで文の前後を区切り、時(When)、理由(Because, Since)、譲歩(Though)といった条件や状況を付け加える文章構造です。
- 関係詞(who, which, thatなど): 長い形容詞句や名詞句を作り、文の大きな一部を構成する必須の要素です。
- that節: 引用や内容を動詞の目的語として「ぶっ込む」ことができ、名詞節や従属節の基礎となります。
- 不定詞(to+動詞の基本用法): 目的や理由を一文内で表したり、名詞・形容詞・副詞として機能させたりするための文法です。
- 分詞構文: カンマで前後を繋ぎ、2つの動作の連続や同時性を示す、簡潔な表現を可能にする構文です。
- There is / are ~の構文: 日本語の「~がある」とは異なる、存在を表す特殊な英語表現です。
文法の総合書で蒸気8項目のみを優先的に学びなおしても良いですし、
ピンポイントでAIに開設や練習問題生成を頼ってしまっても良いでしょう。
例えば「主語と述語の関係」が曖昧であれば、
「英語の主語と述語の関係を理解できているかどうか確認したいが確認テストを何台か出題してほしい。
回答するので、間違った点について、何をどう理解すべきか分かりやすく説明してほしい」
などを依頼すると添削や解説までサポートしてくれるでしょう。
『英語学習が続かない?挫折を未然に防ぐ「基幹文法」集中攻略法』を読む
4〜6か月で「使える英語」になる
TOEIC500点台の学習者がここまで述べた学習が計画的に日々進められれば、
4〜6か月で実務レベルの英語力に到達できる可能性は大いにあります。
ポイントは、
- リアルな音声素材の聞き込み
- 最低限の基幹的な文法のおさらい
- 身の回りのフレーズ拡充と即応力
この3つです。
駐在など実践の日から逆算して、
- 2000語
- 基幹文法5項目
- 作文3-4つ
- フレーズ200
- AI英会話週2
など、具体的に必要な学習項目と量を決め、日々少しずつ計画的に進めて行きましょう。
一度学習を整理したい方、語学習診断(10問・最短3分)を是非ご利用ください。


