TOEIC Part7のスピードを上げるための最短ルート

TOEICリーディング、とりわけPart7は「時間との戦い」です。知識はあるのに読み終わらない、解き切れない。そんな悩みを抱える学習者は少なくありません。

本記事では、すでに語彙と文法の基礎力を一定以上備えた方が、最も効率的にPart7の読解スピードを高めるための方法を、効果の理由とともにお伝えします。

前提となる英語力

以下相応のレベルに到達している場合、この記事で紹介するトレーニングが最大効果を発揮します。

  • 語彙レベル
    ターゲット1400:ほぼ100%
    金のフレーズ:70%以上暗記済み
    → TOEIC頻出語彙に対して大きな苦手を残していない状態
  • 文法理解
    でる1000:正答率60%程度
    → 文法問題で致命的な穴が少ない状態

この段階にくると「知らない単語・文法が多いせいで遅い」わけではなく、
読み方の技術不足によって速度が出ていない可能性が高くなります。

Part7の速度を上げるためにやること

ここからご紹介する3つの取り組みは、それぞれ役割が異なり、掛け合わせることで効果が一気に高まります。

① TOEIC読解問題を徹底的に解き、解説で分析する

Part7の世界には、特有の言い回し、シーン、論理展開パターンに強い傾向があります。


・問い合わせメール
・求人広告
・請求書
・社内アナウンス
・イベント案内

日常的にTOEIC試験と同じタイプの問題に解き慣れれておくことで、
「何が聞かれるのか」「どこに答えが隠れているのか」を素早く判断できるようになります。

日常的に実戦形式へ触れることが、速度問題への近道のひとつです。

② 厳選パッセージを一週間かけて毎日シャドウイング

速度を引き上げるためには、「英語を理解する負荷を減らす」必要があります。

TOEICの文章を見た瞬間に
TOEIC特有の文の構造やパッセージ全体の展開が予測できる状態
になると、内容が推測出来、読解が一気に軽くなります。

  • ①で解いた問題から、気に入ったパッセージや、文章構造が分かりやすいパッセージをなど自分に合ったものを選ぶ
  • 1週間、毎日同じパッセージを複数回音読やシャドウイング

これにより

「頭で読まなくても構造や展開が理解できる」という変化が生まれます。

③速読トレーニングで俯瞰的に文章を捉える力を磨く

Part7では、全文を精読していたら時間が足りません。
英語を細部でなく全体として一気に掴む力が不可欠です。

おすすめ素材

制限時間を設定して読んだら、
初見で要約(箇条書きで第三者がそれだけ見て内容が分かるものを書く)
これを習慣化すると、英語がかたまりで目に飛び込むようになり、TOEIC パート7での速度対策にも大きく寄与するでしょう。

三つの組み合わせ効果

三位一体で次のような変化が期待できます。

方法効果
①TOEIC 実戦問題演習問題形式への即応性が向上し、本番の機動性が上がる
②TOEIC 実戦問題シャドウイング構造や展開への理解を頭から体に切り替え、読解を加速する
③速読トレーニング全体把握力、推測力、検証力の強化で、読解を加速させる

先に述べた「前提となる英語力(語彙・文法)」が備わっていれば、
この三つ(①②③)を継続することで確実にPart7の速度は向上します。

「英語力が足りない」のではなく
「英文の捉え方」が変わることで、大きな差が出ます。

一人で続けるのが難しい方へ

適切な教材選定、復習の管理、週間トレーニングの設計など、
自己管理は想像以上に負担が大きいものです。

verdeでは、学習目的や現在地に応じて
最適な学習計画を策定し、伴走サポートを行っています。

  • 継続できる仕組みを作りたい
  • 最短でスコアを伸ばしたい
  • 読解スピードの壁を破りたい

そうした方の力になります。
ぜひ一度ご相談ください。

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