TOEICの前置詞対策で迷ってしまう方へ|効率的な習得法とポイント

前置詞は日本語にはない感覚で使われることが多く、同じ前置詞でも文脈や句動詞によって意味や用法が変わるため、
多くの学習者が混乱しやすい領域です。

この記事では、前置詞を効率よく学ぶためのステップとポイントを詳しく解説します。

前置詞習得のポイント

前置詞を習得する上で大切なのは、ポイントを知った上でトレーニングを進めて行く事です。

空間的な配置を理解する

前置詞の基本は「位置」「向き」などの空間的な関係です。on, in, at, under, above などは、物理的な配置をイメージすることで使い方を理解しやすくなります。

比較的率直な例では、「机の上にあるペン」は on the desk、「箱の中に入ったおもちゃ」は in the box、「家の前に立っている人」は in front of the house などがあります。

この段階で重要なのは、句動詞の本格的な習得や多読の前に、前置詞の持つ基本的な空間感覚をしっかり掴むことです。空間のイメージがつかめていないと、for, to, with, at などの微妙な用法や抽象的意味を理解する際や使い分ける際に混乱しやすくなります。

視覚教材や図解を使った学習もおすすめです。ご参考サイト

句動詞内での利用を押さえる

前置詞は単独で使われるだけでなく、句動詞の一部として頻繁に現れます。

句動詞とは、動詞+前置詞(または副詞)の組み合わせで、単語単体の意味からは予測できない意味を持つものが多いのが特徴です。例えば look after(世話をする)、take care of(面倒を見る)、come up with(考え出す)などがあります。
(なぜ「一緒に」の意味のwithが「出す」という意味の時に使われるのかなどで迷うケースが多いです。)

前項の、「空間的な配置」を押さえる事でこの混乱はある程度解消する一方で、
句動詞内の前置詞は原則として変えられないため、定型表現の一定の暗記作業は避けて通れないのも事実です。

例えばin accordance with の with は to には置き換えられませんし、depend on の on を of にしてしまうと意味が通じなくなります
一定の句動詞群をマスターすることが、各前置詞の概念の把握にも繋がります。

単独利用に慣れる

空間認識や句動詞と異なり、単独利用は体系的に囲い込んでいく事が難しいパターンです。

ですので、単独利用に慣れるためには、できるだけ多くの英文に触れることが有効です。

読んでいる途中で違和感を覚えたら、その前置詞がなぜ使われているのかをすぐに調べ、理解を深めることが上達のポイントです。

間違いやすい前置詞を自分の記録として残しておくと、復習の効率も上がります。

紛らわしい用法に向き合う

前置詞の中でも、理解しづらく間違えやすいものは存在します。
例えば for は目的、理由、期間、交換、対象などさまざまな意味を持つため、使われ方を英文の中で確認する習慣をつけることが重要です。

代表的な前置詞 about, across, after, against, among, around, as, at, before, behind, below, beside, between, beyond, down, during, except, for, from, in, into, minus, near, of, off, on, onto, over, past, to, toward, under, until, up, upon, with などの中から、自分が特に混乱するものをピックアップし、用法を整理していくと効率的です。

紛らわしい用法は、空間的な配置の理解だけでは納得できないことも多く、上級者でも完璧に押さえきれていない場合があります。そのため、すべてを一度に覚えようとせず、出会うたびに記録し確認するスタイルが推奨されます。
ChatGPT などを活用して、なぜその前置詞が使われるのか、具体例とともに理解しながら進めるとより効率的です。

ChatGPTに「前置詞の紛らわしい用法例を5つずつ挙げて」とお願いすると、特に間違いやすい用例を教えてくれるので、できるだけ記録し、出会う度にその記録と照らし合わせるなどすると、効率用習得して行く事ができます。

先述の for の他にも、例えば to は方向、対象、結果、到達点など複数の意味があり、句動詞の一部としても頻出します。
こうした前置詞は、例文などコンテキストとセットでしっかりイメージすると定着しやすくなります。

TOEIC 600点を目標にする学習者の例

一例として、TOEIC 600点レベル目標の学習者が前置詞を効率よく習得するには、以下の流れがおすすめです。

  1. 空間的な配置の復習
    基本の on, in, at などの位置関係を再確認します。物理的なイメージをつかむことで、抽象的な意味にも応用しやすくなります。抜けがあればここでおさらいします。
  2. TOEIC頻出句動詞の習得
    look after, take care of, come up with など、前置詞を含む句動詞を正確に覚え、意味を混同しないようにします。
  3. 単独利用の理解
    英文の中で前置詞を見かけたら、違和感があればすぐに調べ、なぜその前置詞が使われているのか確認します。for, to, at, in, on などの多義的な前置詞は、文脈で判断できる力をつけることが重要です。
  4. 紛らわしい用法への対応
    主要前置詞の中でも理解しにくいものに焦点を絞り、少しずつ用法を整理していきます。たとえば in / into / on / onto の違いや、for / to / with の微妙なニュアンスの差などです。

このようにステップを分けて学ぶことで、上級までおざなりになってしまいがちな前置詞を早期に体系的に把握でき、試験に対応できる他、読解や会話に自信を持って対応できるようになります。

前置詞の数は限られていますので、焦らず、苦手を克服して行く事がかえって近道になり得ます。

まとめ

前置詞を効率的に習得するには、
主に空間イメージを知る事や、一定量暗記すること、そして読解学習などで定着を図る事などがポイントです。

例として、

  • 自分が混乱した前置詞やフレーズをメモに残す
  • ChatGPT などで「なぜこの前置詞なのか」を質問して納得する
  • 文法や長文の問題集で、前置詞の用法をに意識的に触れる
  • 視覚教材や図解を活用して空間的配置を再確認する

などを実施することで、前置詞の習得はより体系的になり、短期間で理解を深めやすくなります。

空間的配置を習得しているのか、句動詞を暗記しているのか、読解で実践しているのかなど、前置詞をどんな面から鍛えようとしているかを意識しながら学習を進め、効率的な習得を目指して行きましょう。

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