CEFR B1からB2 スピーキング【実例】何が違う?つまずきやすいポイントと改善方法

「仕事では英語を使えている。でもネイティブ同士の会話になると急についていけない。」
これは、CEFR B1レベルからB2レベルを目指す方によく見られる課題です。
今回は、外資系の広告代理店で英語を使って仕事をしていたMさんが、
- どこでつまずき
- どのような方向性で改善を進めたのか
をご紹介します。
ご本人の許可を得て記事を書いています

verde の Green です。
お立ち寄りいただきありがとうございます。
【verde(ヴェルデ)】は、
「伸び悩む」「忙しい」社会人のために、
学習を“続けられる形”へ再設計する、個人運営の英語コーチングサービスです。
あなたの英語学習の悩みや目標、ぜひお聞かせください。
CEFR B2では何ができるようになるのか
B2は、速度と抽象表現に強い
B1では、幅広い話題について自分の意見を述べたり、相手の主張を理解したりでき、辞書も大体不要です。
一方で、
- ネイティブ同士の高速な会話を聞き取る
- 抽象表現やユーモアが続く会話にも、一員として何とか付いて行く
などはB2レベルでのスキル域となってきます。
記事:『4か月でCEFR(セファール)A2からB1に|リスニング・スピーキング(会話対策)でやって2つの事【実例】』を読
2点をもう少し整理します。
「ネイティブ同士の高速な会話を聞き取る」とは?
上級水準の試験でも、リスニング音声の多くは、ゆっくりで明瞭なものが使用されます。
しかし実際の会話では、
- 極端な緩急
- 音の連結や脱落
などが頻繁に起こります。
そのため、教科書の英語だけではなく、自然な速度の英語を理解する力が必要になります。
「抽象表現が続く会話にも、一員として何とか付いて行く」とは?
ネイティブ同士の会話(アウトプット)では、一文一文を丁寧に組み立てるよりも、
- 相槌や表情での意思表示
- 要所での状況に合った言葉の反応
が求められます。
「正しく言う事」だけに気を取られない事がむしろ大切です。
Mさんが抱えていた課題
聞き取れないため反応できない
ネイティブ同士の自然なスピードになると聞き取れない箇所が残っていました。
聞き取れないため、当然リアクションも遅れてしまいます。
会話の「輪」についていけない
仮に内容は理解できても、気の利いた短い反応がすぐに出ず、その場にいても、何となく会話の「輪」に入れていない状況が一日に一回はありました。
表現の幅が限られていた
仕事では意思疎通はできていましたが、「もっと伝わる言い方があったのではないか」と感じる場面が少なくありませんでした。
Mさんが改善した「方向性」と「具体ステップ」
自然な速度や音声変化を聞き取れるようする
若者言葉やスラングの一部は除き、日常的な音声の崩れなどには対応できる事を目指しました。
やったこと:ドラマ重点リスニング
海外某ドラマを8エピソード活用し、聞き取れなかった箇所をすべてリスト化しました。
そのリストの箇所を毎日少しずつ聞き返し、この学習を3か月継続しました。
全て音声を聞いて瞬時に意味が浮かぶまで聞き込みました。
反応速度を上げる
時間があれば返せる場面は多かったため、相槌やリアクション表現を増やし、
「ひとまず場面の一員でいる」
為のいわば「時間稼ぎ」「状況稼ぎ」の表現などを拡充していきました。
やったこと:リアクション表現の自動化
生成AIを利用し、
約50種類の相槌やリアクション表現を作成し、場面別に整理し、すべて日本語から英語へ瞬時に言えるよう練習しました。
表現力を広げる
仕事や日常生活で、
「うまく伝えられなかった」
と感じた内容を放置せず英語の確認・復習することにしました(内在化)。
やったこと:「言えなかった」を放置しない
仕事や日常生活で、「もっと自然に言えたはず」と感じた内容を集め、最適な英語表現へ置き換え、日→英へ瞬時に出せるよう毎日復習(「自動化」)し、さらに英会話レッスンでロールプレイを繰り返しました。
記事:『英語学習の「内在化」はなぜ良いのか?|取り入れて会話が一気に伸びた実例を紹介』を読む
改善の結果
3か月でリスニング力、大幅アップ
3つのトレーニングを並行して継続した結果、3か月を過ぎた頃から、
- 聞こうとしなくても意味がほとんど入って来る
- 「相槌」が出てくる事で、会話に自然と加われていると感じる場面が増えた
など変化が出てきました。
6か月で「ネイティブ同士の会話でも、もう大丈夫」
6か月を迎える頃には、「ネイティブ同士の会話でも、もう大丈夫」と思える安心感を持てるまでになっていました。
『CEFR(セファール) C1 B2 の違い|B2からC1へ最短距離で到達する。鍵は知識量ではなく「処理速度・安定性」』を読む
まとめ
B1からB2で重要なのは「知識量」だけではない
B1からB2への成長では、
- 音声変化等に慣れる事
- 相槌等の活用で「関わり」を高める事
- 自分に必要な表現をスタンバイすること
これらを並行して進めることで、英会話で感じるフラストレーションは大きく減っていくはずです。
一度学習を整理したい方、無料学習診断(10問・最短3分)をご利用ください。


