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CEFR B1からB2 スピーキング【実例】何が違う?つまずきやすいポイントと改善方法

2026 7/16
新着記事 CEFR(セファール)レベル別 SLA(第二言語習得論) 「停滞・足踏みを感じる」系の悩み 「前進できた実例関連の記事」 スピーキング(アウトプット) 英会話
2026-07-092026-07-16

「仕事では英語を使えている。でもネイティブ同士の会話になると急についていけない。」

これは、CEFR B1レベルからB2レベルを目指す方によく見られる課題です。

今回は、外資系の広告代理店で英語を使って仕事をしていたMさんが、

  • どこでつまずき
  • どのような方向性で改善を進めたのか

をご紹介します。

verde の Green です。
お立ち寄りいただきありがとうございます。

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目次

CEFR B2では何ができるようになるのか

まずB1では、自分の専門分野だけでなく、幅広い話題について自分の意見を述べたり、相手の主張を理解したりできます。

一般的な会話についていくために辞書が必要になることはほとんどありません。

一方で、次のような場面は依然として課題を感じるケースが残ります。

  • ネイティブ同士の高速な会話
  • 抽象表現やユーモアが続く会話

つまり、B1は十分実用的なレベルですが、

「ネイティブ同士の雑談に違和感なく入り続ける」

ことについてはまだ難しく感じる段階です。

これらができるようになるためには、どんなスキルが必要か、次項で整理していきます。


「自分は一つ前のレベル(A2からB1)かも」と感じる方は、以下の記事がおすすめです。

『4か月でCEFR(セファール)A2からB1に|リスニング・スピーキング(会話対策)でやって2つの事【実例】』を読む


音声変化を聞き取る力

TOEIC900点、英検準一級 等「上級」とされる水準でも、

リスニング音声は基本的に、試験用音声(ゆっくり、丁寧)が使用されている点に留意が必要です。

実際の会話では、

  • 1文を1秒程度で言い切るような速い速度
  • 極端な緩急
  • 音の連結や脱落

などが頻繁に起こります。

そのため、教科書の英語だけではなく、自然な速度の英語を理解する力が必要になります。

とっさに反応する力

ネイティブ同士の会話(アウトプット)では、一文一文を丁寧に組み立てるよりも、

  • 相槌や表情での意思表示
  • 要所での刺さる表現
  • 反応以前に、そもそも理解できているという前提

が求められます。

日本人はどうしても「正しく言う事」に意識が行きがちですが、実際には

「完全に理解している事を示す、ちょっとした反応」

こそが重要であったりします(つまり、リスニングが第一)。

Mさんが抱えていた課題

Mさんは仕事上の英語で深刻に困ることはありませんでした。

しかし、細かく整理すると課題は3つありました。

多くの学習者に共通する課題かもしれません。

聞き取れないため反応できない

まず、ネイティブ同士の自然なスピードになると聞き取れない箇所が残っていました。

聞き取れないため、当然リアクションも遅れてしまいます。

会話の「輪」についていけない

仮に内容は理解できても、

気の利いた短い反応がすぐに出ず、その場にいても、

何となく会話の「輪」に入れていない状況が一日に一回はありました。

表現の幅が限られていた

仕事では意思疎通はできていましたが、

「もっと伝わる言い方があったのではないか」

と感じる場面が少なくありませんでした。

いつも無難な似た表現になり、相手を説得できないと感じる場面にも頻繁に遭遇しました。

Mさんが改善を目指した方向性

課題を整理した結果、取り組むべき内容も明確になりました。

自然な速度や音声変化を聞き取れるようする

まずは自然な速度の英語は基本的に聞き取れる状態を目標にしました。

若者言葉やスラングの一部は保留にしつつ、日常的な音声の崩れなどには対応できる事を目指しました。

反応速度を上げる

時間があれば返せる場面は多かったため、相槌やリアクション表現を増やし、

「ひとまず場面の一員でいる」

為のいわば「時間稼ぎ」「状況稼ぎ」の表現などを拡充していきました。

表現力を広げる

仕事や日常生活で、

「うまく伝えられなかった」

と感じた内容を放置せず英語の確認・復習することにしました(内在化)。


「内在化」についての関連記事:

記事:「勉強しているのに話せない理由|「内在化」で変わった実例を紹介」を読む

Mさんが実際に取り組んだこと

ドラマ重点リスニング

海外某ドラマを8エピソード活用し、

聞き取れなかった箇所をすべてリスト化しました。

そのリストの箇所を毎日少しずつ聞き返し、この学習を3か月継続しました。

全て音声を聞いて瞬時に意味が浮かぶまで聞き込みました。

反応速度の強化対策

生成AIを利用し、

約50種類の相槌やリアクション表現を作成しました。

場面別に整理し、

すべて日本語から英語へ瞬時に言えるよう、利用場面もよく想像しながら、毎日練習しました。

表現力の強化対策

仕事や日常生活で

「もっと自然に言えたはず」

と感じた内容を一つずつ集め、

最適な英語表現へ置き換えました。

最終的に約500-700表現をリスト化し、

日本語から英語へ瞬時に出せるよう毎日復習(「自動化」)しました。

さらに英会話レッスンでロールプレイを繰り返し、

実際の会話でPDCA(計画→実行→評価→改善)を回しました。


「自動化」についての関連記事:

記事:『「語学は努力量ではなかった」|台湾生活三か月で気づいた “内在化” “自動化” の正体』を読む

改善の結果

3つのトレーニングを並行して継続した結果、3か月を過ぎた頃から変化を実感できるようになりました。

まず大きく変わったのは、リスニングです。

「聞こうとしなくても意味がほとんど入って来て、なんだか魔法みたいです」

とおっしゃっていました。

そして次の大きな変化が、「相槌」が出てきやすくなったことで、ネイティブ同士の会話に自然と

**加われている(involvedできている)**

と感じる場面が増えたことです。

以前は聞き取れなかったり、反応が間に合わなかったりして会話を見送ることが多くありましたが、

  • 理解できないタイミングが減り
  • 適切なタイミングで相槌や一言を返せる機会が増え、

会話の流れに参加できる感覚が徐々に身についていきました。

さらに3か月間継続し、合計6か月を迎える頃には、

「ネイティブ同士の会話でも、もう大丈夫」と思える安心感を持てるまでになっていました。

もちろん、スラングや専門性の高い不慣れなテーマの会話など難しい場面は残りますが(C1以上)、

日常生活や仕事で英語を使うことに対する心理的な負担は大きく減少しました。

『CEFR(セファール) C1 B2 の違い|B2からC1へ最短距離で到達する。鍵は知識量ではなく「処理速度・安定性」』を読む

B1からB2で重要なのは「知識量」だけではない

B1からB2への成長では、

語彙や英語知識を増やすことだけが重要ではありません。

  • 聞き取れる量を増やすこと(音声変化 等)
  • 反応速度を上げること(相槌等)
  • 自分に必要なキー表現を増やしスタンバイすること(内在化・自動化)

これらを並行して進めることで、英会話で感じるストレスは大きく減っていきます。

今のやり方が合っているか確認したい方、英語学習診断(10問・最短3分)を是非ご利用ください。

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