海外移住したいけど英語が話せない?|海外生活に必要な英語を5か月で身につけた実例

海外移住を考え始めると、多くの方が最初に不安を感じるのが英語です。

「現地で生活できるだろうか。」
「買い物や手続きは何とかなるのだろうか。」
「仕事や子育てにも英語が必要になるかもしれない。」

もちろん、必要な英語力は移住する国やビザの種類、働き方によって異なります。

しかし、最低限の日常会話ができることは、海外生活を始める上での大きな土台になります。

今回は、海外移住を見据え、「読む・聞く・話す」の3技能を5か月間集中的に学習した民宿経営のAさんの実例をご紹介します。

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Aさんが海外移住を考え始めたきっかけ

Aさんは、子どもが生まれる前に海外での生活基盤を整えたいと考え、移住先の検討を始めていました。

一方で、

「英語を早めに身につけなければ準備が進まない。」

という危機感もあり、学習相談に来られました。


当時の英語力や課題

相談時のAさんは、中学英語の知識が少し残っている程度で、

  • 読む
  • 聞く
  • 話す

のいずれも入門レベルでした。

課題を整理すると、次のような状態でした。

リスニング

英語が聞き取れない主な原因は、

  • 語彙が不足している
  • 英文の成り立ちを理解していない
  • 英語を聞く経験が圧倒的に不足している

ことでした。

読解

英文が読めない理由も、

  • 語彙不足
  • 文法や文構造への理解不足

が大きく影響していました。

スピーキング

話せない理由は、

  • 自分が何を伝えたいのか整理できていない
  • 英語で文章を組み立てる練習をしていない

ことでした。


学習の方向性

語彙と文法は、英語学習の土台として欠かせません。

しかし、語彙帳や文法書だけを続けようとして挫折する方も少なくありません。

そこでAさんは、

読解・リスニング・スピーキングを進めながら、その中で登場した語彙や主要重要文法を身につける

という方針で学習を進めました。

リスニング:すぐにでも耳慣らしを開始する

リスニングは他の技能以上に長期でコツコツ積み重ねる事がスキルアップに繋がる技能です。

長時間短期で聞くのではなく、一日も早く毎日「耳にする」習慣を付けて行きます。


読解:骨子を見抜く

まずは文の最大の骨子「述語」を見抜く練習を重ねます。


スピーキング:現地でのやり取りをリアルに想定

テキストの表現をしらみつぶしに暗記するのではなく、自分自身の事柄についての英語表現を知って行きます。


実際に取り組んだこと

リスニング:一文ずつ深く聞き込む

リスニングは、毎日の積み重ねが特に重要な分野です。

基礎レベルの短い英文を一文ずつ聞き、

  • 分からない語彙
  • 文法
  • 文構造

を生成AIで確認しながら学習しました。

一日に10文程度を、それぞれ繰り返し聞くことで、耳を英語に慣らしていきました。


読解:日々一文を読み込む

長文を読む前に、まずは短い英文を一文ずつ丁寧に読むことから始めました。

生成AIで基礎レベルの英文を作成し、

  • 一日一文解読する
  • 述語を探し、文の骨格を理解する
  • 新出語彙を拾う

ことを繰り返しました。

述語を見つけようとする過程で、「主語は名詞で述語は動詞である事」など、「骨格周り」の知識や理解が進んで行きました。


スピーキング:リアルな場面を整理する

まず、海外生活で必要になる場面を書き出しました。

例えば、

  • 住居
  • 買い物
  • ビザ
  • 銀行
  • 移動
  • 自己紹介・キャリア

などです。

その後、それぞれのテーマについて生成AIにフレーズを作成してもらい、

日本語を見て英語が言える状態

を目標に毎日練習しました。


教科書から受動的に学ぶのではなく、

自分の事を英語で表現して行く過程を「内在化」といい、

それを咄嗟に口からでるように練習する過程を「自動化」と言います。

「内在化」「自動化」についての関連記事:

記事:『勉強しているのに話せない理由|「内在化」で変わった実例を紹介』を読む
記事:『「語学は努力量ではなかった」|台湾生活三か月で気づいた “内在化” “自動化” の正体』を読む


AI英会話で実践練習

学習開始から約3か月後、AI英会話も取り入れました。

テーマを一つ決め、

AIから2〜3問質問してもらい、

答えられなかった表現を洗い出して再び暗記・練習する。

このサイクルを繰り返すことで、少しずつ実践力を高めていきました。


5か月間で得られた成果

学習開始から3か月が経った時点では、

暗記や読解、リスニングの基礎固めに時間を使っており、

「英語が話せるようになった」

という実感はまだ大きくありませんでした。

しかし、

「自分は何を勉強すれば伸びるのか」

という学習の全体像が見えたことで、気持ちはかなり落ち着いたと話していました。

その後、3か月目の後半からAI英会話も本格的に取り入れました。

英会話を始めた当初は、

「全然話せません。」

という状態でしたが、

言えなかった表現を毎回整理し、練習し直すことを約2週間続けたところ、一つのテーマについては会話らしく受け答えできるようになってきました。

さらにその後も学習を継続し、5か月が経過した頃には、

  • 住居
  • 買い物
  • ビザ
  • 移動
  • 銀行
  • 自分のキャリア

という海外生活でよく遭遇する6つのテーマについて、

ゆっくりであれば聞き返しながら会話を続けられるレベルまで到達しました。


海外移住を目指す方へ

海外移住では、最初から完璧な英語力が必要なわけではありません。

大切なのは、

  • 基本的な英文を読めること
  • ゆっくりであれば聞き取れること
  • 自分のことを短い文章で伝えられること

です。

  • 語彙、文法学習に終始してしまわないこと、
  • リスニングは、全て聞き取れなくても、一日も早く聞く習慣を開始し、聞き込んで行くこと、
  • スピーキングでは、海外生活で使う場面を想定し、「自分が実際に使う英語」を少しずつ積み重ねていくこと、

などを意識できると、限られた期間でも着実にコミュニケーション力を伸ばしていくことができます。


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