“内在化、自動化”というトレーニングの正体。「語学は努力量ではなかった!」

何千単語も覚え、文法も理解し、読解もリスニングも試験対策でそれなりの量をこなした。
でも、いざ会話となると言葉が出てこない。聞き取れない。
そしてまた難単語を暗記する、長文を読む――。
何を隠そう、今は英語コーチをしている私 Green も、英語で長年こんな経験をしていました。
転機はある春の台湾留学でした。
今日は、私の英語学習を180度変える原因になった、「内在化」と「自動化」というトレーニング過程の存在についてお話ししてみようと思います。

verde の Green です。
お立ち寄りいただきありがとうございます。
【verde(ヴェルデ)】は、
「伸び悩む」「忙しい」社会人のために、
学習を“続けられる形”へ再設計する、個人運営の英語コーチングサービスです。
あなたの英語学習の悩みや目標、ぜひお聞かせください。
気づき
最大のブレイクスルー:「使えてなんぼ」の実感
英語においても中国語においても、私自身にとって最大のブレイクスルーとなったのは、
言語は使えて初めて意味を持つものだ(使えてなんぼ)と本気で腹落ちした瞬間でした。
試験対策「頼み」は結局伸び悩みを招く
以前から実用対策の必要性は頭では理解していたものの、
常に目の前には試験があり、どうしても学習はスコア重視になりがちでした。
結果として点数は出るものの、実際に運用する力は後回しにされ、現場では言葉が出ない。
この状態を長く経験してきました。
「なぜここにいるの?」という目で見られた日々
その考えが大きく変わったのが、台湾への留学です。
渡航直後の私は、中国語で買い物すら満足にできない状態でした。
しかし留学先の筆記試験だけは異様にできてしまい、結果として上級クラスに振り分けられました。
クラスメートは流暢に話し、授業中の発言はほとんど聞き取れない。
半ば哀れみの視線を向けられ、かなり居心地の悪い日々でした。
その場で生き残るための選択
「この状況はまずい。」と思い、私はある行動を取りました。
それは、周囲の人が発した言葉をフレーズ単位で書き取り、翌日までに現場で使える状態にする、というものです。

「聞き、書き、覚え、使う」を毎日繰り返し、そして3か月経過する頃には、少し短めの文で話す傾向はあったものの、生活や受講での会話には基本的に困らなくなりました。
話せないのはそもそも何が問題だったのかを可視化
アウトプットの4段階
外国語をアウトプットできるようになるまでには、4つの段階があります。
- ① 気づき(Noticing):単語の意味を知る
- ② 理解(Comprehension):使い方のルールを知る
- ③ 内在化(Intake):自分の生活・感情と接続する
- ④ 統合・自動化(Integration / Automaticity):勝手に口から出る
なぜ多くの人は「話せない」ままなのか?
主要な試験対策の多くは、実は①「気づき」と②「理解」でスコアは上がってしまいます。
だから私たちは自然と、語彙の習得が完了したと思ってその単語に関わるのを辞めてしまいます。
しかし、日常会話には③「内在化」と④「自動化」が不可欠。
ここを飛ばして現場に放り出される私たちは、
「①②を勉強する → 話せない → 難易度を上げてまた①②を勉強する」
という循環にはまり込んでしまうのです。
記事:『英語学習の「内在化」はなぜ良いのか?|取り入れて会話が一気に伸びた実例を紹介』を読む
「③内在化」+「④統合・自動化」に全振り
強い焦燥感の中、台湾で私が行っていた学習は、
- 身の回りのことだけを対象にして内在化し、
- 翌日には必ず言えるようにする(自動化)
であり、アウトプットの4段階の「抜け(③「内在化」と④「自動化」)」を丁度良く埋めて行く動作だったのです。
帰国後の就活中、英語でも、自己紹介/趣味/仕事について表現を整理し、英会話レッスンで毎日色々質問に答えるトレーニングを一か月続けたところ、足踏みしていた英語の会話力もスムーズに伸びて行き、英語面接も無事通過する事ができました。
記事『台湾の救急外来で初めて気づいた。「あれ、私、中国語で普通に話してる」|第二言語習得理論「インプット仮説」の実体験を紹介』を読む
まとめ
試験から離れ、「使えてなんぼ」という現実に飛び込む勇気
日常会話力を短期間で身につけるために必要なのは、特別な才能ではありません。
自分の生活に即した表現を選び(内在化し)、それを翌日に使える状態にまで練習(自動化)する。
この地味なプロセスを回し続けることが、結果として短期で生活が回るレベルの運用力につながるのです。
一度学習を整理したい方、無料学習診断(10問・最短3分)をご利用ください。


