英検1級に合格した勉強法【実体験】|社会人になってからの対策で、合格するまでに取り組んだこと

英検1級は、国内英語資格の中でも最難関クラスの試験と言われています。
語彙の難易度は非常に高く、読解やライティングでは社会問題や国際情勢など幅広いテーマが扱われます。
さらに二次試験では、自分の意見を論理的に説明する力も求められます。
この記事では、当時英検準一級を取得していた私(Green)自身が英検1級に合格するまでに行った学習の流れを紹介します。
英検1級を目指している方や、TOEICから次のステップへ進みたい方の参考になれば幸いです。

verde の Green です。
お立ち寄りいただきありがとうございます。
【verde(ヴェルデ)】は、
「続かない」「伸び悩む」「忙しくて時間が取れない」
そんな社会人のために、
英語学習を“続けられる形”へ整理・再設計する
英語専門オンラインコーチングサービスです。
あなたの英語学習の悩みや目標、ぜひお聞かせください。
英検1級を受験しようと思ったきっかけ
きっかけは、中国語
大学時代に英検を一度受験し、準一級を取得していました。
その後、専門学校への進学や就職を経て海外留学(台湾)を経験しました。
留学中は英語よりも中国語を使う機会が多く、気が付けば中国語力が大きく伸びていました。
記事:『「語学は努力量ではなかった」|台湾生活三か月で気づいた “内在化” “自動化” の正体』を読む
帰国後も中国語学習を続け、最終的にはHSK6級を取得しました。
そんな中でふと、
「そういえば英検1級を取っていないな」
と思ったことが受験の最初のきっかけでした。
ただ、難しいのは分かっていたので、「絶対受験しよう、絶対受かろう」と追い込まず、「効果がありそうな事だけ少しずつやって、タイミングが来たら受けよう」という構えにする事にしていました。
一次試験対策で取り組んだこと
読解は毎日1パッセージを時間制限付きで読む
まず取り組んだのは読解です。
毎日1パッセージを時間制限付きで読み、内容を要約する練習を続けました。
好奇心で楽しめるものも多かったので、読書気分で読みたいと思い、設問はあまり解きませんでした。
英検1級の読解では、環境問題、経済、教育、政治、テクノロジーなど幅広いテーマが登場します。
知らない分野が出てきた場合は、単に問題を読んで要約するだけでなく、そのテーマ自体についても軽く調べるようにしました。
読解力だけでなく、背景知識も少しずつ増えていったため、後半になるほど内容理解が楽になっていきました。
リスニングは聞き取れない部分を放置しない
リスニングについては、もともと海外ドラマを見る習慣がありました。
ただし、一級を意識し始めてから、「聞き取れなかった箇所をそのままにしない」ことにしました。
何となく流してしまうのではなく、
- どこが聞き取れなかったのか
- なぜ聞き取れなかったのか
を確認し、理解できるまで同じ箇所を何十回も再生しました。
地味な作業ではありますが、この積み重ねによって聞き取りの精度は徐々に上がっていきました。
記事:『英語リスニング学習で進め方に迷う方へ|リスニング学習の構造を知ろう|リスニングの勉強は3タイプに分類される』を読む
語彙はスキマ時間で
読解とリスニングがある程度形になってきた段階で、目を背けていた『パス単 英検1級(5訂版)』を購入しました。
知らない単語のみエクセルに転記し、A4 約15枚(裏表)で印刷し持ち歩き、時間が出来たら暗記確認をするようにしました。
覚えにくい単語が最後1ページ分残ったので、覚えにくいリストとしてスマホのメモにコピペし、この覚えにくい最後の1ページ分はスマホでスキマ時間に覚えて行きました。
全て暗記したら、忘れない様、A4 約15枚(裏表)を写真に撮り、スマホで時々眺めるようにしました。
ライティングは直前に集中的に練習
ライティングについては、これまで試験や仕事などで文章を書く経験があったため、他の技能ほど時間はかけませんでした。
読解に出てくる様な難しい表現は使わず、ビジネスで使う様なシンプルで使い慣れた表現を使う様にしました。
試験直前に、採点基準を確認し、それに沿って数回テーマ別の作文練習を行い、採点基準に基づいて自己採点していきました。
そして無事に一次試験へ合格することができました。
二次試験対策 一回目
社会問題についての情報、自分の意見の整理
一次試験合格後は二次試験対策を開始しました。
まず行ったのは、社会問題や時事問題のテーマを集めることでした。
- 環境問題
- 教育
- 医療
- テクノロジー
- 国際問題
などについて情報を整理し、日本語で自分の意見をまとめていきました。
その後意見を英訳し、英会話レッスンを利用する事を想定していましたが、
しかしここでは準備が十分に終わらないまま試験日を迎えてしまいます。
結果は不合格でした。
知識は多少整理できていても、それを英語で即座に説明する練習まで届いていませんでした。
言いたい事はあるのに言葉が出ない悔しい結果でした。
二回目の挑戦で行ったこと
整理した社会テーマの「英語版」の準備
不合格後は対策の続きを行いました。
日本語で情報や意見を整理したあと、
「英語で説明できる状態にする」
ことをしていきました。
社会問題ごとに、
- 自分の立場
- 理由
- 具体例
を英語で説明できるよう整理し直しました。(この過程は内在化といいます)
記事:『勉強しているのに話せない理由|「内在化」で変わった実例を紹介』を読む
ネイティブキャンプで模擬面接を繰り返す
さらにオンライン英会話を活用しました。
ネイティブキャンプで講師に試験官役をお願いし、模擬試験をお願いしました。
- 伝わりやすさ
- 表現力
- 詰まった時用の汎用性の高いキー表現
などを確認して修正していきました。
実際の試験に近い形で練習を繰り返したことで、本番への不安も徐々に減っていきました。
しかし本番はやはり緊張しました。
途中の質疑応答では説得力に欠ける返答になってしまっている自覚があり、どうにかこうにか言いくるめたみたいになってしまったのを覚えています(ネイティブキャンプの講師に「止まらず何か言い続けろ」と言われてので、必死にそうしていました)。
そして、二回目はめでたく合格となりました。
合格して感じたこと
英検1級は語彙や社会テーマで圧倒されてしまいがちですが、実際には
- 読んで消化する力
- 聞いて消化する力
- 自分の意見を整理する力
- それを英語で説明する力
を総合的に問われる試験です。
一方、社会テーマの知識は必要なものの、深さはそこまで求められておらず、
むしろ知識そのものよりも、「その場で問われていることに、適切にスムーズに言葉で応じる言語スキル」
が評価されるように感じました。
まとめ
私が英検1級合格までに行った学習をまとめると次の通りです。
- 読解は毎日1パッセージを時間制限付きで読む
- 社会問題など背景知識もあわせて学ぶ
- リスニングは聞き取れない部分を放置しない
- 語彙はスキマ時間で精神負担を減らす
- 二次試験は社会テーマの情報整理や自分の立場の整理が英語と同じく大切
- オンライン英会話で模擬面接を繰り返す
英検1級は決して簡単な試験ではありませんが、必要な力を一つずつ積み上げていけば到達は不可能ではありません。
これから挑戦する方の参考になれば幸いです。



