英語の会議に参加しなくてはならなくなった!|3か月で仕事英語を話せるようになった実際ののプロセスを紹介

「英語はある程度分かる」
「長文も読める」
「単語も覚えてきた」
それでも、
“会話になると言葉が出ない”
こんな状況に困っている方は少なくないのではないでしょうか。
本記事では、短期間で効率的に会議のための会話力を高めた、広告代理店勤務の受講生Hさんの事例を元に、
- 言葉が出ない状況とは何か
- 何を意識して、どんなトレーニングを行えば良いのか
を整理していきます。
ご本人の許可を得て記事を書いています

verde の Green です。
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改善前の状況
「知っている単語」と「使う単語」は違う
受講生Hさんは、英語の受験経験があり、受講当初すでに英検2級を取得していました。
基礎単語も知っていて、長文読解もある程度できる状態でした。
しかし悩みは、「言葉が出ない」ということでした。
3000語以上の単語やイディオム、多くの構文を学んでいるにも関わらず、
日常会話レベルでも、咄嗟に言葉が出てこない。
実はこれは、日本人学習者に非常に多いパターンです。
原因として、
“Hさんが学んできた英語”
と
“Hさんが実際に表現したい世界”
の間にズレがあることが分かりました。
例えば、
「ボタンが取れそう」(“The button is coming off.”)
という場面で、Hさんは separate のような単語を使っていました。
記事:「勉強しているのに話せない理由|「内在化」で変わった実例を紹介」を読む
改善後の方向性やステップ
「自分の世界」を英語化する
Hさんの場合、
既に多くの単語や構文知識は持っていました。
しかし、
・自分が実際によく話す内容
・自分の生活
・自分の感情
・仕事での立場や主張
など、“Hさん自身の世界”と英語が結びついていませんでした。
そのため、Hさんは、
- 経歴
- 仕事で辛かったこと
- 仕事で達成感があったこと
- 会社やチームの課題について思うこと
- 家族について
- 趣味について
などをテーマに、日本語で作文を書き、AIで英訳、英訳文で、
- 精読
- 音読
- フレーズ抽出
- フレーズ暗記(自動化)
- テーマ別英会話練習
- 英会話後の振り返り
を行いました。
記事:『「語学は努力量ではなかった」|台湾生活三か月で気づいた “内在化” “自動化” の正体』を読む
時間稼ぎフレーズも大切
また、言葉が出ない時の時間稼ぎや、間を取り持つ表現も、主に英会話を通して拡充していきました。
・相槌(I see., Right, exactly.)
・時間稼ぎ表現 (Let me see., How can I put it?)
などを少しずつ整理していきました。
Hさんの成果
3か月で言葉が出るように
相槌を活用し会議での存在感を徐々に上げて行き、3か月ほど経つ頃には、1会議で数回ほど、自分の言葉でコメントできる場面が出てきました。
話せていない時間も相槌もできるだけ活用し、会議へのエンゲージ(積極的な関わり)を高めた事はHさんにとって大きなアドバンテージになったそうです。
5か月で更に自在に
さらに2か月ほど継続した頃には、頑張っていた相槌や時間稼ぎのフレーズはすっかり体の一部となり、Hさんが特に重宝する動詞なども明確になって、自信を持って落ち着いた気持ちで会議に参加し、必要なタイミングで意見を言えるようになっていったのです。
Hさんの当初の「構造的アンバランス」は実は日本人特有
アウトプットの「4つのプロセス」
言語習得には一般的に4つの段階があります。
- ① 気づき(Noticing):単語の意味を知る
- ② 理解(Comprehension):使い方のルールを知る
- ③ 内在化(Intake):自分の生活・感情と接続する
- ④ 統合・自動化(Integration / Automaticity):勝手に口から出る
①「気づき」と②「理解」で試験では回答できてしまうケースが多いため、③「内在化」と④「自動化」は放置されがちですが、日常会話には③「内在化」と④「自動化」が不可欠。
Hさんの学習から抜けてしまっていたのもまさに、③「内在化」と④「自動化」でした。
ここを飛ばして現場に放り出される私たちは、
「①②を勉強する → 話せない → 難易度を上げてまた①②を勉強する」
という循環に何十年もはまり込んでしまうわけです。
まとめ
英語以前に「自分」
英語会議対策というと、
・ビジネス英単語
・会議フレーズ集
などの「インプット」に意識が向きがちです。
もちろんそれらも会議英語に関係しています。
しかし重要なのは、「インプット知識量」だけでなく、“自分の内側から発するコンテンツ”と“英語”を繋げていくこと。
その積み重ねが、会議での自然な発話へ繋がっていきます。
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