TOEIC初心者は何から始める?独学で700点を目指す勉強のコツ、よくあるつまづきポイントなど

TOEICは何から始めればよいのか。初心者が独学で700点を目指すための現実的な学習ステップを解説します。

TOEICの勉強を始めたいと思っても、「何から手をつければいいのかわからない」と感じる人は少なくありません。
特に初心者の場合、単語帳や参考書に圧倒され、最初の一歩で止まってしまうこともあります。

しかし、TOEICは正しい順序で、注意点を押さえ学習を進めれば、独学でも十分にスコアを伸ばすことが可能です。
ここでは、初心者が独学で700点を目指すための基本的な学習ステップを整理します。

基本の流れ

「語彙、文法、(聞き)」→「パッセージの読み、聞き」

TOEICの勉強は、いきなり問題演習から始めてもなかなかうまくいきません。

まずは英語の「細胞」や「骨組み」のような「単語」と「文法」を整えることが重要です。
ただ、完璧にする必要はありません。
単語と文法が一定程度分かるようになると、パッセージ単位のリスニングや読解に踏み込めるようになっていくので、
それらに触れながら単語、文法を強化して行けば良いです。

ただし、リスニングは聞き取れるようになるまでの「慣れ段階」が多く必要で、早期開始がおすすめです。
(「不足しがちな栄養素」と例える人もいます)
短文などから聞き流すなどして耳を慣らしていきましょう。

単語/文法が数か月以上など継続でき、基礎の見通しが立ったら、パッセージのリスニングや読解に入って行きます。

ここでは、初心者が最初に取り組むべき三つのポイントを紹介します。


単語学習の効率的な始め方

単語学習は、初心者が最初にぶつかる壁でもあります。
単語帳を開くと数百から千以上の単語が並んでおり、その量に圧倒されてしまうことが多いからです。

ここで大切なのは、最初から完璧を目指さないことです。たとえば1000語収録の単語帳を使う場合でも、
「700語覚えたらこの本はほぼできた」と考えるくらいの気持ち
で進める方が学習は続きます。

目標を少し小さめに設定しておくと、達成感を得やすくなり、学習が習慣化しやすくなります。
精神的な安定を優先しながら、少しずつ語彙を増やしていくことが大切です。

単語帳はTOEIC700達成までには合計2冊は必要です。
まずは英単語ターゲット1400などのレベルの単語帳の7割暗記を目指しましょう。
英単語ターゲット1400
TOEIC L&R TEST 出る単特急 金のフレーズ

やり方としては、単語帳の英単語を見て日本語の意味が出るようにする練習を繰り返します。
単語暗記を手助けするAnkiDuolingo、または表をどこからでも編集、閲覧できるGoogleスプレッドシートなどの利用もおすすめです。

覚えた単語はどんどんリストから削って行ったり、苦手を重点的に繰り返し練習するなど、
覚え具合によって緩急をつけて取り組むと飽きにくく、効率も良いです。


文法の基礎固め

文法は、多くの初心者がつまずきやすいポイントです。
特に「すべてを完璧に理解しよう」としてしまうと、途中で挫折する原因になりがちです。

文法学習でおすすめなのは、まず参考書の目次をよく読むことです。
英語にはどのような文法項目があり、それぞれがどんな役割を持っているのかを全体として把握することが重要です。

文法は暗記科目のように扱われることもありますが、本来は文章の構造のための道具です。役割を知り、「こういう便利な使い方があるのか」と役割を楽しみながら理解していく姿勢の方が、結果的に学習は長続きし、定着も早まります。

基礎文法のテキストの目次を熟読しおおよそどんな役割の項目があるのかを理解できたら、
いざ各文法項目を書籍のガイドに従って進めて行きます。
半分程度進んだら、TOEICの初級用文法問題集も開始してみると良いでしょう。
参考:TOEIC L&Rテスト 文法問題はじめの400問


リスニング力を育てる方法

リスニングは、最初はほとんど理解できなくても構いません。大切なのは、早い段階から英語の音に触れ始めることです。

もちろん、語彙や文法がまったくない状態では理解は難しいものですが、それでも耳は少しずつ慣れていきます。最初は短い文や日常的な表現を聞くところから始めると良いでしょう。
参考:英語の耳を作る!初級リスニング訓練(一生使えるフレーズ集)

長いパッセージはまだ難しい場合が多いため、文単位の音声を流し聞きする程度でも十分です。2か月ほど学習を続け、語彙や文法が少しずつ増えてきたら、リスニングの中で「どれが動詞だろうか」「どこが主語だろうか」といった重要な要素を探すようにしてみます。

語彙、文法を3か月など継続出来たら、リスニングもパッセージ単位の素材に移って行く事が出来るケースが多いです。
英検3級リスニング素材などから、試しに利用して行きましょう。

リーディング力を育てる方法

読む力は、語彙や文法学習中から意識出来ると良いです。
例えば語彙にも文法にも例文が多く登場します。

全ての例文を追いかけるのは負担になってしまうかもしれないので、特に語彙や文法が掴みにくかった項目に関して、文章を参考にして理解をするめるような習慣を付けておくと、いざパッセージの読解に入った時に着手しやすいでしょう。

最初の段階ではまだ、TOEIC L&R TEST 出る単特急 金のフレーズの取り組みに入っていないと思いますので、
英検3級など一般的な英語の読解素材の利用がおすすめです。
一日も早くTOEICの読解問題に触れたいという方は、TOEIC L&R TEST 初心者特急 パート7 (TOEIC TEST 特急シリーズ)などの書籍がありますが、TOEIC対策の語彙文法共にある程度進んでいる事が前提ですので、分からない事が多すぎて挫折しないよう気を付ける必要があります。

英検3級の長文にしても、いきなりスラスラは読めない事がほとんどです。
まずは冒頭の一段落全体を理解する事を目標にして、一文一文、語彙文法要素を紐解きながら、読み進めて行きましょう。
慣れてきたら少しずつ読む量や速度を上げて行きます。


模試と復習で学習効果を最大化

本番は200問、2時間 初心者にとっては難易度も高い

TOEICは英検のように級が分かれていないため、受験者全員同じ問題で受験します。
そのため初心者にとって本番は全体として難しく感じられるでしょう。

本番の難易度、問題数、をあらかじめ知って、
時間配分、スピード、どのパートのどの問題に狙いを定めて行くか目星をつけ
それが、初中級者の戦略です。

模試はいつ頃、どうやって着手するか

練習問題を解き始めて4-5か月ほど経ったら、
公式問題集やオンライン模試を利用すると良い時期です。

公式問題集は2026年3月時点で、1-12の計12冊が出版されています。
試験の傾向は時々見直されるため、最新の公式問題集に意識を向けておく必要がありますが、
定期的な力試しとしては、バックナンバーも活用できます。

オンライン模試は abceed という英語学習ツールの pro版(有料)で受け放題です。
有料ですが、TOEIC対策その他の便利な学習ツールが多く収録されていますので、TOEIC対策者には pro 利用はおすすめです。


既に学習を開始していて、自分の現在の学習方法に迷いのある方、合っているか確認したい方、
英語学習、頑張っているのに伸びない?よくある8つの迷子パターン|英語学習タイプ診断
の記事もおすすめです。


独学で700点までのよくある「挫折ポイント」を事前に知っておこう

挫折ポイント1:最初の「語彙と文法」

初心者がTOEICで挫折する最大のポイントは、最初の「語彙と文法」の段階です。
ここで負担を感じすぎてしまうと、学習自体が止まってしまうことがあります。

すべてを短期間で終わらせようとせず、計画通りにコツコツと進めていく姿勢が大切です。

挫折ポイント2:「文章やパッセージ」に触れるはじめての実践期

問題演習を始めると、今度は実践の難しさという壁にぶつかります。これは第二の関門と言えます。ただし、最初の関門よりは小さい壁です。解説を読みながら経験を積んでいけば、少しずつ解ける問題が増えていきます。

この段階を抜けるころには、すでに初心者とは言えない領域に踏み入れています。
演習と復習を繰り返すことで、600点程度までは多くの人が到達できるようになります。

挫折ポイント3:読むスピードが上がらない

600点を超えてくると、今度はスピードが重要になります。文章を速く読んでも正確に理解できるようにするためには、語彙や文法への習熟度をさらに高める必要があります(増やすのではなく既存のものへより瞬時に反応できるようにしていきます)。また、長い文章を読み続けるスタミナや、全体の概要を素早くつかむ力も求められるようになります。

この段階では、知識中心の学習から、実践的な運用力を高める学習へと移行していきます。これらの対策が順調に進めば、TOEIC700点、さらにはそれ以上のスコアへと到達することも十分可能です。

独学でも、正しい順序で着実に学習を積み重ねていけば、TOEICのスコアは確実に伸びていきます。焦らず、計画通りに続けていくことが何より重要です。


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