CEFR A1からA2へ【実例】英語初心者が5か月で日常会話の基礎を身につけた勉強法|違い・やったことを紹介

英語を勉強しようと思っても、

「何から始めればいいのか分からない」
「中学英語もほとんど覚えていない」

という方は少なくありません。

今回は、英語がほぼゼロの状態から学習を始め、約5か月でCEFR A2レベル相当まで到達したBさんの事例をご紹介します。

どのような課題があり、どんな学習を行い、どのような変化があったのかを、実際の取り組みをもとに整理します。

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CEFR A1とA2の違い

CEFR A1からA2へのレベルアップは、「知っている単語を並べる段階」から「短い日常会話を自力で成立させる段階」への移行です。

A1(入門レベル)

A1では、

  • あいさつ
  • 自己紹介
  • 名前や出身地を伝える

といった非常に基本的なやり取りができるレベルです。

相手がゆっくり話してくれることが前提となります。

A2(基礎レベル)

A2では、

  • 買い物
  • レストラン
  • 旅行
  • 趣味
  • 仕事の簡単な説明

など、身近な話題について短い会話ができるようになります。

英検では3級〜準2級程度が一つの目安です。

Bさんが抱えていた課題

食品メーカーで法人営業をしていたBさんは、高校までは英語を学習していたものの、

「This is a pen より先は分からない。」
「英語をどうにかしたい。」

という状態で相談に来られました。

当時のスキルを整理すると、次のような状況でした。

読解:知っている単語が少しある

知っている単語を文章の中で見つけられることがある、といった程度でした。

リスニング:ほぼ何も聞き取れない

英語を聞いても、ほとんど内容を理解できませんでした。

スピーキング:挨拶のみ

あいさつ程度しか話すことができませんでした。

改善の方向性

Bさんの目標は、「文章を読んで理解し、自分でも文章で話せるようになること」でした。

そのため、読解・リスニング・スピーキングを並行して伸ばしていく方針を立てました。

読解:語彙、文法をここで習得

まずは語彙を増やしながら、英語の骨格となる重要文法を理解することを目標にしました。

リスニング:一日も早く聞く習慣を開始

最初は理解できなくても構わないので、毎日英語を聞き、その場で意味を確認しながら耳を慣らしていくことを重視しました。

スピーキング:「何を話したいか」明確に

将来的には仕事で英語を使いたいという希望があったため、

  • 自分のキャリア
  • 趣味
  • 旅行

など、自分が実際に話したいテーマについて英語で伝えられることを目指しました。

実際に取り組んだこと

読解:毎日一文解読

毎日一文だけ英文を解読し、

その中から語彙と文法を学習しました。

新しく覚えた単語はリスト化し、

特に「述語を見つけること」を毎日意識しました。

述語を探す練習を繰り返すことで、

  • 品詞
  • 主語と述語の関係
  • 英語では主語を省略しないこと

など、英語の基本構造を少しずつ理解できるようになりました。

英文法学習、何から始めればよいか分からない?|英語に苦手意識が強かったところから、「述語探し」で長文を読めるようになった話』を読む


語彙は数か月後に学習全体が完全に軌道に乗った頃に補強する様に単語帳も利用しています

リスニング:耳にし、解読

短い英文を音声で聞きながら内容を解読しました。

「聞いて聞き取れる」を達成する事には最初はこだわらず、

単語の意味を確認しながら、ここでも述語を探すことを意識して「耳にする」ことを積み重ねて行きました。

スピーキング:自分の身の回りの事や意見の整理

まずは、

  • キャリア
  • 旅行

などテーマを決め、日本語で数行の作文を書きました。

その後、生成AIを活用して自然で易しい英語へ変換し、

英文を精読したうえで、日本語を見ながら英語が言えるようになるまでフレーズ単位で毎日練習しました。


教科書から受動的に学ぶのではなく、

自分の事を英語で表現して行く過程を「内在化」といい、

それを咄嗟に口からでるように練習する過程を「自動化」と言います。

「内在化」「自動化」についての関連記事:

記事:『勉強しているのに話せない理由|「内在化」で変わった実例を紹介』を読む
記事:『「語学は努力量ではなかった」|台湾生活三か月で気づいた “内在化” “自動化” の正体』を読む

学習の成果

3か月で霧が晴れた

ほぼゼロからのスタートでしたが、3か月間ほぼ毎日、読解・リスニング・スピーキングの3つを継続したことで、大きな変化が現れました。

特に「述語を探す」ことを繰り返した結果、英語の基本構造が整理され、

体感的には、それまで霧の中にいるように感じていた英語学習の全体像が、少しずつ見えるようになったそうです。

技術面でも、2か月ほどで述語をスムーズに見つけられるようになり、語彙も約200〜300語まで増加しました。

また、日本語を見ながら言える英語フレーズも着実に増え、それまでバラバラだった知識が少しずつつながっていく実感を得られるようになりました。

5か月で会話ができるように

その後も同じ学習を継続し、5か月が経過した頃には、

キャリア、趣味、旅行など身近なテーマであれば、聞き返したりもしながら、ゆっくりとした会話で簡単な受け答えができるレベルまで成長しました。

A1からA2で重要なのは「英語の骨格」を理解すること

A1からA2では、いきなり沢山暗記することよりも、

  • 英語の文の仕組みを理解すること
  • 基礎語彙を少しずつ増やすこと
  • 毎日英語を聞く習慣をつくること
  • 自分が話したい内容を繰り返し練習すること

が重要になります。

特に、英語の基本構造を理解しながら、「自分が使う英語」を少しずつ増やしていくことで、英語学習は一気に取り組みやすくなります。

英語がほぼゼロの状態からでも、正しい方向性で学習を積み重ねれば、5か月程度で日常会話の基礎となるA2レベルを目指すことは十分可能です。

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