- 「勉強はしているけど、最近伸びている感覚が薄い」
- 「TOEICのスコアが一進一退を繰り返している」
などと感じる事はないでしょうか。
この記事では、文法、読解、会話について、
「ちゃんと勉強しているのに結果が出ない人の共通点と改善方法」を
現状分析、構造と方向性、次のステップの順に整理して行きます。
現状に起きている典型的なズレ
文法:上滑り現象(初、中級)
英語学習において、「ちゃんと勉強しているのに結果が出ない」という状態には、いくつか共通した構造があります。
文法学習においてよく見られる例は、
「理解できていると思い込み、そのまま前に進んでしまう」
という例です。
例えば、特定の苦手問題を通るたびに、
- 丸つけをして終わってしまうケース
- 回答そのものを覚えてしまっているケース
などです。
また、いまいち自信が無い事で、
「新しい問題に取り組むことを無意識に避けてしまう」
といった傾向も見られます。
この状態では「学習している」という感覚はあるものの、実際には理解の更新が起きていません。
読解:伸ばしたい技術にトレーニングが合っていない(初、中、上級)
もう一つの重要な共通点は、伸ばしたい技能と実際に取り組んでいる内容が一致していないことです。
例えば初級であれば、
「一文ずつじっくり読む必要があるのに、無理にパッセージに着手し、躓く」
というようなケースです。
もちろん文章に触れ始めているのは良いのですが、まずは文単位で正しく英語を解釈して行くステップがないと、パッセージになったときにも迷子になってしまいます。
結果として、学習量は増えているにもかかわらず、実際の読解能力には変化が起きにくくなります。
会話:使用場面を具体的に想像できていない問題(初、中、上級)
さらに会話面の構造として、
「英語を使う場面の想像不足」
があります。
自分が英語を使いたい具体的な場面を現実的に想像できていないと、学習内容が抽象的なまま蓄積されます。
その結果、テキスト上では理解できても、実際の使用場面では反応が遅れてしまいます。
英語は知識ではなく処理なので、
「どの場面で使うか」
が明確であるほど定着が速くなります。
おすすめの方向性
文法:理解の深度を上げる(初、中級)
改善の第一段階として重要なのは、「なぜその回答になるのか」を中学生でも理解できるレベルまで落とし込むことです。
また、「なぜ正解以外の選択肢が不正解になるのか」も同様に説明できる状態を目指す必要があります。
もしそれができない場合は、その単元の習熟度がまだ不足していると判断できます。
この場合は、次へ進まず、
「どこからつまづいているのか再整理」
することが重要です。
読解:読解スピードを上げるための具体的な方法(初、中、上級)
読解スピードを上げるためには、
- 文単位
- パッセージ単位
- 精読
- 多読
など、必要性に合わせてトレーニングを切り替えて行く事です。
読解は基本、
- 初級→精読中心
- 中級→精読+徐々に多読へ移行
- 上級→多読中心
と移行して行きます。
各段階でのよくある課題は、
- 初級→ 突然長いパッセージを読もうとし、躓く
- 中級→精読が甘い
- 上級→多読に移行できていない
などです
自分の学習段階を把握して、適切なトレーニングタイプを選んでいけると良いでしょう。
会話:会話力向上に必要な考え方(初、中、上級)
テキストに載っている英語表現は、あくまで汎用的なものです。
そのため、実際に使いたい場面が明確になっている場合には、その場面に基づいた表現収集が必要になります。
単なる例文暗記ではなく、
「自分がその場にいる前提」
で言語を準備することがポイントになります。
次のステップ:実践への移行
文法:他人に説明できるレベルを目指す(初、中級)
TOEIC対策の場合、パート5の問題などで間違えた箇所について、解説を読んだ上で自分の言葉で説明できるかを確認することが重要です。
なぜその選択肢が正解なのか、
なぜ他が不正解なのかを、
中学生でも理解できるレベルで説明できる状態
を目指します。
文法書を使う場合も同様で、間違えた箇所に限定して再確認を行い、必要以上に広げすぎないことが重要です。
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読解:文には早々に触れ始める(初級の例)
例えば初級では、語彙や文法の学習と同時に、例文などを読む習慣を付けて行く事が重要です。
単語帳の見出し語の用例を読み、主語と述語を見つける習慣を付けておくと、その後の読解にスムーズ以降しやすいです。
正確に、スムーズに、主語と述語を見つけられるようになったら、2文以上の文や、「もし~なら」などの条件節(副詞節)を含む文など、長めの素材に徐々に触れて行きましょう。
中級の読解スピードについてはこちらをご覧ください👇
上級の読解スピードについてはこちらをご覧ください👇
会話:会話学習の具体化(初、中、上級)
会話学習においては、単なる汎用表現の蓄積だけでは不十分です。
例えば2ヶ月後に出張がある場合、空港到着からホテルチェックイン、翌日の会議準備、移動、雑談、会議進行、終了後の交流までを具体的にイメージし、その一連の流れに必要な表現を準備することが重要です。
このように「状況単位」で学習することで、実際の使用場面との接続が強化されます。
「自分を軸とした会話対策」についてはこちらをご覧ください👇
まとめ
結果が出ない原因は、努力量ではなく「学習構造のズレ」にあります。
- 理解の深さ
- 技能の一致
- 実践場面の想定
この3つが揃ったときに初めて成果が安定して現れます。
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