なぜ、あなたの英語学習はこれまで『独学』で挫折したのか?—最短で結果を出すための『学習設計』ロードマップ

多くの人が陥る「学習の迷宮」の可視化
まずは、私たちが無意識にハマってしまっている「学習の迷宮」の正体を可視化してみましょう。
リスニングが伸びないメカニズム:「リアルの癖」を知らない
「海外の映画を字幕なしで見たい」
「ネイティブの会話についていきたい」
と思う方は多いと思いますが、具体的にどこが聞き取れていないか検証した事はあるでしょうか。
英語中級以上であれば、実はほとんどの場合、would’ve rushed if (ウドゥヴ ラシティフ) など、
ネイティブが高速で言う癖のある箇所がピンポイントで聞き取れていません。
英検やTOEICの音声は、would have rushed if (ウドゥハブラッシュトイフ)というため、
「ウドゥヴ ラシティフ」と言われても分からないわけです。
記事:『英語リスニング学習で進め方に迷う方へ|リスニングの勉強は3タイプに分類される』を読む
話せないメカニズム:「内在化」欠落
アウトプットを達成するには、4つの必要な段階があります。
- ① 気づき(Noticing):単語の意味を知る
- ② 理解(Comprehension):使い方のルールを知る
- ③ 内在化(Intake):自分の生活・感情と接続する
- ④ 統合・自動化(Integration / Automaticity):勝手に口から出る
多くの人は「話せない」ままなのは、
「①②を勉強する → 話せない → 難易度を上げてまた①②を勉強する」という循環にはまり込んでいるから。
なぜはまり込むかというと、私たちが受けてきた学校教育や一般的な資格試験の英語が①「気づき」と②「理解」で成り立っていて、①「気づき」と②「理解」だけでTOEICL&R 900点ぐらいまで上がってしまうからです。
記事:『英語学習の「内在化」はなぜ良いのか?|取り入れて会話が一気に伸びた実例を紹介』を読む
TOEICスコアの頭打ちのメカニズム:「初見」に弱い
「TOEICの勉強はしているけれど、スコアが一定のところで止まってしまう」
これは、「それまでのトレーニングが惰性的に続いていて、初見(新規)の英語素材への対応力を強化できていない」ことが原因である事が多いです。
例えば、頭打ちは中上級(750点前後)で起こりやすいですが、状況を見てみると、初中級以降決まった教材(「金フレ」、「でる1000」など)のみを聖書の様にグルグル回している回しているケースが多いです。
これらの書籍は基礎固めには向いていますが「万能」ということではありません。
900点や満点まで伸ばして行きたい場合、英語の技術的知識を増やすのではなく、「速く正確に読む」を目指して「多読」して行く段階にあります。
記事:『TOEICで伸びなくなったときの突破口|半年で700点から855点までスコアアップした実例』を読む
では、どうしたら学習効率を上げられるのか
では、どうすればこうした迷宮にハマらずに学習を進められるでしょうか。
それは「英語であなたが何をしたいか」について改めて向き合ってみる事で、炙り出されてくるかもしれません。
リスニング:ネイティブの「リアルな癖」をデフォルトにする
ネイティブの速い英語が聞き取りたいなら、明瞭すぎる音声は思い切って一度休止し、ドラマの10分を本気で聞いてみるのは一つの方法かもしれません。
would’ve rushed if は、
「知ってたら急いだのになぁ」のような状況をイメージしながら、
wodvrashitif..(ウドゥヴ ラシティフ)
wodvrashitif..
wodvrashitif..
wodvrashitif..
wodvrashitif..
wodvrashitif..
wodvrashitif..
wodvrashitif..
というのを3-4日連続でブツブツ言えば(内在化すれば)、あなたの口/耳はネイティブと同じになり、
- 音声が脱落しやすい would have 関連
- 音声が連結しやすい「子音+母音」のリンキング関連
は、would’ve rushed if 以外でも聞き取れるようになってきます。
記事:『英語学習の「内在化」はなぜ良いのか?|取り入れて会話が一気に伸びた実例を紹介』を読む
スピーキング:「誰と何を話したいのか」に向き合う(「内在化」)
スピーキングについては、テンポ良く会話で反応できるようになりたいなら、会話本を暗記するのではなく、
まずは「誰と何を話したいのか」考えを巡らせてみると良いでしょう。
もし、「来週来日するアメリカ人とのランチで、その人が過去に日本に住んでいた時の事について、どんな目的で来て、どんな風に過ごして、日本にどんな印象を持ったか聞いてみたい」のであれば、
Why Japan? → What was life like? → What did you enjoy? → What surprised you? → How did your impression change? → What do you miss? → How does Japan feel now?
など、溜めた質問を振っていきます。相手は答えるので、
- “Oh, really?”「へえ、そうなんですか?」
- “I see.”「なるほど。」
- “That makes sense.”「なるほど、それは分かります。」
- “That must have been interesting.”「それは面白かったでしょうね。」
- “I can imagine.”「想像できます。」
- “That sounds like a great experience.”「それはすごくいい経験ですね。」
- “Oh, I didn’t know that.”「へえ、それは知りませんでした。」
- “What was that like?”「どんな感じでした?」
- “How did you feel about that?”「それについてどう感じました?」
など相槌を打ってあげます。
聞きたいセリフを全てAIで出して、覚えて行けば良いわけです(これも内在化の過程です)。
市販のビジネス会話本をいくら暗記しても、アプリの英語に答えても、来週の訪日客とのランチの準備にはなりません。
記事『英語が全く分からない?|社会人初心者の最短勉強法|効くことだけやりたい方』を読む
TOEIC:「初見」の問題を使う
文法では、例えば、「文法でる1000」を繰り返しているのにパート5のスコアが伸びないケースでは、単に「文法でる1000」の解答を覚えてしまっているケースがあります。
こういった場合は、AIに新規の問題を生成してもらい、間違えた問題について「次はどこでどう判断すれば正答できたか」をメモするようにしてみましょう。
読解でも、特定のTOEICの問題集のパターンだけに慣れていて、初見に弱いケースがあります。
ネイティブキャンプのデイリーニュースなど、TOEIC以外の素材で推測力などを磨けると、TOEICでより速く読めるようになるでしょう。
記事『TOEICのスコアが停滞してしまった方へ|独学で停滞しないために避けるべき3つのこと』で更に詳しく整理しています。
まとめ
「リアルの癖対策」「内在化」「初見」をトレーニングとして認識する
- まず、「欠落トレーニング」がある事に気づく。
- そして、「現行トレーニング」を「欠落トレーニング」に置き換える。
- TOEICについては「初見」の演習/見直しを丁寧に行う
これであなたの英語学習の迷走は終わるはずです。
記事:『「語学は努力量ではなかった」|台湾生活三か月で気づいた “内在化” “自動化” の正体』を読む
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