英語は「名詞」と「動詞」を最初に理解すべき理由

英語力を伸ばすための揺るがない基礎

言語の骨格は「主語」と「述語」でできている

日本語でも英語でも、文章の中心を成すものはシンプルです。
それは「主語(名詞)」と「述語(動詞)」です。

主語は「誰が(何が)」
述語は「どうする/どんな状態である」

文章がどれほど長く複雑になっても、この二つなくして文は成立しません。
「主語」は仮に省略されても存在し、「述語」に至ってはまず省略されません。
逆に、述語がなければそれは文と言えません。つまり、主語と述語は文章の絶対的な骨格と言えるのです。

初級から上級まで一貫して重要になる視点

英語学習を進めるにつれ語彙も文法知識も増えます。
しかし、理解できていない英文は多くの場合、主語と述語がどこにあるか見失っていることが原因です。

文章を理解する第一歩は、
「主語はどれか」「述語はどれか」をつかむこと。

これは初心者向けの学習ポイントに見えて、実は英語達人の多くが最後まで意識し続けている視点でもあります。
反対に、ここを曖昧にしてしまうと、単語を知っていても文が読めない、という状態に陥りやすくなってしまいます。

英語は、どれだけ飾りや説明が増えても、
「主語+述語」という一本の背骨が必ずある
この事実を習慣として認識していくことが大切です。

例文で見る「シンプルな文」と「複雑な文」

シンプルな例

「私は、勉強する」
主語:私(名詞)
述語:勉強する(動詞)

最小構造がはっきり分かりますね。

複雑な例

「私たちの身の回りにあるほとんどの機器は、ここ200年の間に、発明された」
主語:機器(名詞)
述語:発明された(動詞)

修飾がたくさん付いているため一見難しく見えますが、
追うべき骨格は先ほどとまったく同じです。

英語でも同様で、読み解けない文も
主語と述語を見つけることさえできれば、
言いたいことの中心が一気に浮かび上がります。

単語の羅列ではなく「有機的な構造」をつかむ

英文を読む時、単語一つひとつを訳すことに意識が向くと、文全体の意味を見失うことがあります。
その原因は、文の最小単位である「主語」と「述語」を見つけようとする視点が欠けているためです。

見えるべきは「骨格」
骨格に付随しているのが「肉付け」

この関係性を意識すると、英語学習はまったく違う景色になります。
文章が生きた構造として理解でき、
「趣旨や主張の方向性」がつかめるようになっていきます。

「名詞」と「動詞」から英文は変わり始める

だからこそ、英語学習のスタート地点として
名詞と動詞を常に文章から浮かび上がらせる練習が必要です。

英語が苦手な人ほど、意識が
形容詞、副詞、前置詞、関係詞といった装飾へ流れてしまいがちですが、
それらはすべて「骨格にあとから付け加えられた情報」です。

まず捕まえるべきは
名詞(主語)と動詞(述語)。

この視点を身に付けると、長文読解も英文ライティングも
「無駄な混乱」が驚くほど減っていきます。

まとめ:文の中心を問える人が、英語の中心をつかむ

英語は筋肉トレーニングに似ています。
鍛えるべき部位を間違えれば、いつまで経っても強くなれません。

名詞と動詞は、英語力という身体を支える「体幹」の部分。
ここが強ければ、どんな文が来ても折れなくなります。

・どんな文章にも主語と述語がある
・まずそこを探す
・骨格が見えれば内容が見える

この視点を習慣にできた時、英語読解は確かな手応えを持って伸びていきます。

英語を伸ばすなら、まず核心から。
その伴走は、ぜひverdeにお任せください。

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