英語を勉強しているのに話せないのは「内在化」していないから|アウトプット4段階の「抜け」から説明

英語は勉強している。
英検やTOEICも受験したことがある。
それでも、いざ話そうとすると言葉が出てこない。
それはなぜなら、「内在化」していないからに他なりません。
この記事では、「英語ができる」と「返事ができる」の差、を「内在化」の観点から整理します。

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なぜ多くの人は「話せない」ままなのか?
適当に単語を記憶から引っ張り出すのはNG
「まだ昨日の食べ残しがある」と言いたい時、
私たちの多くは、下記の様に咄嗟に高校で覚えた単語帳の単語の記憶を引っ張り出します。
まだ→ still
昨日の→ yesterday’s
食べ残し→left-over
ある→ there is
there is still yesterday’s left-over
これでもサバイバル英語として使えなくはないですが、不自然です。
少し踏み込んだ話になると、行き違いリスクもでてきます。
(ちなみに自然バージョンは:I’ve still got some of yesterday’s food left.(「まだある」は「’ve got」です))
なぜ自然な文が作れないかといえば、それはまさに私たちの多くが、どこかで覚えた単語帳の単語の記憶を適当に引っ張り出して文にあてがっているから。
話すための英語を育てるには、言いたい事を日本語で口にしてみて、自分の言いたい日本語をネイティブなら何と言うか調べて(これが内在化)、それを暗記しなければならないのです。
第二言語習得からみた話せない学習者
内在化を飛ばして空回り
言言語習得には一般的に4つの段階があります。
- ① 気づき(Noticing):単語の意味を知る
- ② 理解(Comprehension):使い方のルールを知る
- ③ 内在化(Intake):自分の生活・感情と接続する
- ④ 統合・自動化(Integration / Automaticity):勝手に口から出る
TOEIC、英検などは、実は①「気づき」と②「理解」でスコアが上がります。
だから私たちは自然と、完了したと思ってその単語に関わるのを辞めてしまいます。
しかし、日常会話には③と④が不可欠。
ここを飛ばして現場に放り出される私たちは、
「①②を勉強する → 話せない → 難易度を上げてまた①②を勉強する」
という循環にはまり込んでしまうのです。
記事:『英語学習の「内在化」はなぜ良いのか?|取り入れて会話が一気に伸びた実例を紹介』を読む
記事:『「語学は努力量ではなかった」|台湾生活三か月で気づいた “内在化” “自動化” の正体』を読む
スピーキング力を伸ばす具体ステップ
内在化、自動化を鍛えるにはどんなトレーニングが有効でしょうか。
自分が話しそうな内容にフォーカス
たとえば、外資系企業の英語面接対策をするとします。
この場合、
- 経歴
- 実績
- 強み
- 志望動機
など、自分が話しそうな内容はある程度決まっています。
そこで、
- まず日本語で整理する
- 英文へ変換する(生成AI利用)
- 表現単位でリスト化する
- 日→英で繰り返しテストする
- 音読や独り言で反復する
という流れで練習します。
面接に限らず重要なのは、「使いそうな場面」へ寄せることです。
「知っている」を「使える」へ配備しなおす
英語が話せない原因は、必ずしも才能や努力不足ではありません。
今回見てきたように、第二言語習得理論の観点から見ると、
- ①気づき
- ②理解
- ③内在化
- ④自動化
というプロセスの途中で止まっているケースが多くあるのです。
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