あなたはいまどこ?英語が伸びない人のための「現在地診断マップ」

英語を勉強しているのに、

・話せない
・聞き取れない
・伸びている実感がない

こう感じている場合、多くは「努力不足」ではなく、今いる位置とやっていることがズレている状態です。

英語力は、なんとなく上がっていくものではなく、段階ごとに「タスク」が変わります

この“現在地”を外したまま進めると、どれだけやっても同じところで足踏みしてしまうかもしれません。

この記事では、現在地マップの図解を通して、

読み書きできるのに話せない(アウトプット:A1からA2)
カジュアルな会話になると聞き取れない(リスニング:A2からB1)
読解のスピードが上がらない(読解:B1からB2)

などの悩みのある方のために、次に必要なトレーニングタイプを整理していきます。


まずはざっくり自分のレベルを確認(状況可視化)

英語力はCEFRという指標で段階的に整理する事ができます。

そして重要なのは定義ではなく、自分がどこにいるかです。

A:基礎的な使用者(初級)

  • A1(入門・初心者)
    • 一言: 挨拶や簡単な自己紹介ができる。
    • できること: 「こんにちは」「ありがとう」や、ゆっくり話してもらえれば自分の名前や住んでいる場所が言えるレベル。
  • A2(初級・日常会話)
    • 一言: 身近なことについて、簡単なやり取りができる。
    • できること: 買い物、家族、仕事、旅行での簡単な意思表示など、直接的に必要な事柄についての会話ができるレベル。

B:自立した使用者(中級)

  • B1(中級・自立)
    • 一言: 身の回りのことなら、通訳なしでなんとか対処できる。
    • できること: 旅行先でトラブルに対応したり、自分の興味のあるテーマ(趣味や仕事)について、簡単な理由や計画を説明できるレベル。
  • B2(上級中級・実務レベル)
    • 一言: 自分の専門分野や、一般的な話題で議論ができる。
    • できること: ネイティブと緊張せずに普通に会話ができる。抽象的なテーマでも内容を理解し、自分の意見をはっきりと述べられるレベル。(日本のビジネス英語や英語教育で一つの大きな目標とされる壁です)

C:熟達した使用者(上級)

  • C1(上級・流暢)
    • 一言: 言葉を探すことなく、複雑なテーマもスラスラ話せる。
    • できること: 社会生活、学術、職業上のあらゆる場面で、柔軟に英語をコントロールできる。論文や専門的な長い文章も理解できるレベル。
  • C2(最上級・ネイティブ同等)
    • 一言: ネイティブと同等、あるいはそれ以上に言葉を扱える。
    • できること: 聞いたり読んだりしたほぼ全てのものを、難なく理解できる。細かいニュアンスの違いを表現し、複雑な状況でも相手を説得できるレベル。

💡 イメージの目安 日本の英語学習においては、**「まずはB1(日常に困らない)を目指し、最終的にB2(英語で仕事・授業ができる)に到達する」**というのが、実用的な英語力を身につける上での一般的なロードマップになります。


「現在地」の図解

どの技術がどのレベルなのか、視覚的に理解しよう

下図は、A1~C1(初級から上級)までの

  • 語彙
  • 読解
  • リスニング
  • アウトプット
  • 文法
  • ライティング

それぞれの対策の、段階ごとに必要なトレーニング種類を示しています。

  • 青いセルは必須項目
  • 白いセルは短期集中特訓などで補強する項目

のイメージです。

「アウトプット」で 「A1からA2」を目指す方

アウトプットだけが異様にできないパターンの方(日本人の典型例)

例えば英検二級またはTOEICは500点など取れているけれども、海外旅行のためのアウトプット力は自信がないという場合、

  • 語彙:B1
  • 読解:B1
  • リスニング:B2
  • アウトプット:A1
  • 文法:B1
  • ライティング:B1

👆こんな具合に、アウトプットだけA1レベルという状態である可能性が高いです。

このパターンの人が不足しているトレーニングはまさに上図の赤枠部分。

「内在化」「自動化」不足

「内在化」「自動化」とありますが、これはそれぞれ、

  • 「内在化」:自分の生活や身の回りの事に、覚えた語彙や慣用句を当てはめること
  • 「自動化」:当てはめた表現を繰り返しイメトレすること

この2点になります。

「内在化」「自動化」の取り組みの具体的ステップを知りたい方は下記関連記事へどうぞ👇

こんな風に、この表で自分の不足トレーニングを確認して行く事ができます。

「リスニング」で「A2からB1」を目指す方

ネイティブに話された途端簡単な文章も聞き取れくなるパターンの方(日本人の典型例)

例えば英検二級またはTOEICは500点など取れているけれども、ネイティブに話された途端簡単な文章も聞き取れくなる方の場合、

  • 語彙:B1
  • 読解:B1
  • リスニング:A2
  • アウトプット:対象外
  • 文法:B1
  • ライティング:B1

👆こんな具合に、リスニングだけA2レベルという状態である可能性が高いです。

このパターンの人が不足しているトレーニングは上図の赤枠部分。

「リアルな音声」でのトレーニング不足

練習音声は試験対策で利用して来たものの、

「リアルな音声」でのトレーニングが十分でない状態

です

「リアルな音声」でのトレーニングの取り組みの具体的ステップを知りたい方は下記関連記事へどうぞ👇


「読解」で「B1→B2」を目指す方

TOEICの読解速度を上げたい方など

例えばTOEICは650点など取れているけれども、最後の5問はいつも適当に塗りつぶす「塗り絵」状態の方は、

  • 語彙:B2
  • 読解:B1
  • リスニング:A2~B1
  • アウトプット:対象外
  • 文法:B2
  • ライティング:対象外

👆こんな具合に、読解がB2レベルに上がりきらないという状態である可能性が高いです。

このパターンの人が不足しているトレーニングは上図の赤枠部分。

「多読」不足

試験対策などで沢山の精読や問題演習/見直しをして来たものの、

「多読」で概要を掴む力を付けられていない状態

です

「多読」で概要を掴む力を付けて行く具体的ステップを知りたい方は下記関連記事へどうぞ👇


「全般」で「B2→C1」を目指す方

TOEIC満点や英検一級以上を目指す人

例えばTOEICは900点、英検準一級などが取れているけれども、

満点にならない、一級の読解やスピーチに対応できそうにない、と感じる方は、

  • 語彙:B2
  • 読解:B2
  • リスニング:B2
  • アウトプット:B2
  • 文法:対象外
  • ライティング:B2

👆こんな具合に、語彙、読解、リスニング、読解、アウトプット全てにおいて、B2に留まっているという状態である可能性が高いです

このパターンの人が不足しているトレーニングは上図の赤枠部分。

「大量」と「崩れ」にまだ弱い

試験対策英語をただ積み重ねているだけの状態になっていて、

  • 「大量」の情報を与えられた時に理解度が揺れてしまう状態
  • その場の状況に応じて述べ方を変える、制御するなど、やり取りの質を安定させるのが難しい状態

などです

C1に向けた「処理速度・安定性」を付けて行く具体的ステップを知りたい方は下記関連記事へどうぞ👇


まとめ


勉強して効果が出ない事ほど辛いものはありません。

合っているかどうか分からないテキストを続ける前に、不足を特定するところから整理して行きましょう。

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